《BTS》新人発掘課の私、無名練習生を世に放つ。 (ページ4)

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「パクジミンです！宜しくお願いします…！」

社内が大いに騒いだ日。
予定通りに彼は練習室へやって来た。

マンスリー応募から合格を勝ち取り、そこからさらに所属したてで上級クラスに来るなど、前代未聞だった。

他の練習生達も、デビューがすぐそこまで来ている事には勘付いている。
彼が入って来た瞬間から、いや、その数時間前から練習室は異様な緊張感を放っていた。

JM「レッスン経験は無くて…、でも、高校で培ってきた経験は、＿＿＿」

彼を初めてこの目で見て、はっきり言ってしまうと、キムテヒョンを見た時のようなオーラは無かった。

それでもどうしてか、惹きつけられてしまう不思議。
それは私だけでなく、他の人にも言える事だ。

愛される力。

それが彼の武器かもしれない。

NJ「よろしく。会えて嬉しいよ。」

JM「僕もお会いできて嬉しいです。」

固い握手を交わした2人。
それぞれの目にそれぞれの想いが詰まっている。

デビューを絶対に逃したくない、そんな強い気持ちが、一段と練習室の熱気を上げていた。

HS「それじゃジミナ！練習始めようか！」

JM「はい…！お願いします！」

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