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結局"追加"のボタンは押せないまま、時間ギリギリに家を出て今に至る。
駅前でジミンくんを待っている間、同じ制服を着た生徒達に冷たく一瞥されるのは日常茶飯事。
今私がジミンくんから離れたって、笑顔で招き入れてくれるわけでもないのに本当に身勝手で我儘な人達だ。
JM「A、おはよう」
『ジミンくん！おはよう』
JM「ごめんちょっと遅くなった」
『全然大丈夫』
どちらが先を行くでもなく、自然に歩き始める私達。
『ジミンくん…カトク追加してもいい…？』
JM「あ、それ今俺も言おうと思ってた」
今更そんなこと聞くのも変だね。と、ジミンくんがそう笑うから、つられて私も口元が緩む。
JM「追加してくれるの待ってたんだけど、ずっと追加してくれないからさぁ、」
『そこはジミンくんが追加してくれればいいのに』
JM「追加しないのにも理由があるのかななんて変に勘ぐっちゃって」
『私そんな周りくどいことしないよ！笑』
JM「まあ知ってるんだけど、笑」
『あ……』
JM「ん？」
『ジミンくん、どうして私が急に近づき出したのかとか、…気にならないの…？』
ぼーっと前を見つめて、暫くの間流れる沈黙に、こんなこと聞くべきじゃなかったかなって少し後悔する。
ジミンくんは気にしていなかったかもしれないのに、私が掘り返すのもほんと失礼だ。
JM「なんとなく分かってたんだ。Aは他の人と違うって。
……なんか漫画みたいな話にはなっちゃうけど笑」
優しく笑いながらぽつぽつと言葉を紡ぐ彼。
『私が違う…？』
JM「何回か目合ったし。」
『え、それ私だけ？』
JM「うん。授業以外で俺と目合ってるの、先生かAくらいだったよ。」
『なんだ…バレてたんだ。』
JM「なんで悲しそうにするの笑」
意味分かんない、とジミンくんに言われても反抗する気にはなれないほど、
彼の苦痛は私じゃ計り知れない事にまた少しだけ気付いてしまった気がして辛くなる。
JM「遠慮しないでよ、俺に言いたい事あるならちゃんと言って？俺超能力者じゃないし、」
『聞いていいの…？』
JM「うん。…何聞かれるのか想像つかないけど笑」
『ジミンくんは、今後悔してる？
…私が関わるようになって、物事が悪い方に進んだ事はある？』
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ななペコ(プロフ) - Miyuさん» コメント有難うございます(*´-`) 感情移入して頂けて良かったです…(泣) 有難うございます!! 少しずつではありますが、更新させて頂きますので是非宜しくお願い致します♪ (2020年6月25日 22時) (
レス) id: 303b2058dd (このIDを非表示/違反報告)
Miyu(プロフ) - なんか涙が出そうな作品です。はやくジミン が誰よりも優しいということが周りに伝わって欲しいです！主人公頑張れ！そして、ななペコ様も更新頑張ってください！ (2020年6月25日 1時) (レス) id: 1c9dc44574 (このIDを非表示/違反報告)
ななペコ(プロフ) - rrrさん» コメント有難うございます(*´-`) 嬉しいお言葉有難うございます>< マイペースではありますが、期待にお応えできるよう頑張りますので宜しくお願い致します♪ (2020年6月9日 18時) (レス) id: 303b2058dd (このIDを非表示/違反報告)
rrr(プロフ) - すごく素敵なお話です…！(^^) これから楽しみです。頑張ってください:) (2020年6月8日 20時) (レス) id: aaef35e220 (このIDを非表示/違反報告)
ななペコ(プロフ) - アネ島さん» いつも有難うございます(*´-`) そう言って頂けて嬉しいです>< 是非これからも宜しくお願い致します♪ (2020年6月8日 1時) (レス) id: 303b2058dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななペコ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Nanapeko71/
作成日時：2020年6月7日 21時
