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「今日保体の後行ってたのって保健室?」
私含め3人が席に着いた瞬間、開口一番にそう切り出したのはユナ。
まさか今のタイミングで聞かれるとは思っていなくて、必死に言い訳を考えてる途中。
JH「怪我したの?」
ジヒョンも何を思ったのか心配そうに私の顔を覗き込む。
『保健室なんて行ってないよ〜』
JH「なんだユナの勘違いか」
YN「えへ笑」
間の空いた変な空気を退かすように一気に騒がしくなるカウンター。
JH「どこ行ってたの?」
『奥の図書室行ってた。借りたかった本用意してくれるって言ってもらってたから』
YN「A本読む派なの?!私本とか一切読まないよ!」
JH「私も読むよ。ミステリー小説とか特に」
『ミステリー小説はやっぱりあれだよね』
JH「そう、あれ」
YN「え、あれってなに、気になる」
JH「ユナに言っても分かんないもん。ね〜?」
『ね〜笑』
YN「わ!仲間外れじゃん!」
ブーブー言ってるユナを尻目に、取り敢えずメニューに目を通す。
良かった。上手く誤魔化せて。
…本当に……良かったの…?
このままずっと隠し通すつもり?
それじゃジミンくんは悪者のまま。
私は今、考えるより先に行動するべきなんじゃ…
JH「Aはいつもの胡桃黒糖ラテ?」
『あ、うん。』
YN「じゃあ私もいつものアサイースムージー」
JH「2人ともそれしか飲まないじゃん」
YN「結局これが1番なのよ」
JH「ふーん」
YN「ふーんってなにふーんって!」
JH「あ、すみません、胡桃黒糖ラテとアサイースムージーとカフェオレを1つずつ。」
YN「あんたもカフェオレしか頼んでないじゃない!」
JH「カフェオレがなんだかんだ1番なのよ」
YN「結局あんたも私達と同じってことね」
JH「なんかその言い方気に食わないー!」
いずれ2人にも言わなくちゃいけない日が来ること、
ちゃんとけじめをつけておかなくちゃ。
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ななペコ(プロフ) - Miyuさん» コメント有難うございます(*´-`) 感情移入して頂けて良かったです…(泣) 有難うございます!! 少しずつではありますが、更新させて頂きますので是非宜しくお願い致します♪ (2020年6月25日 22時) (レス) id: 303b2058dd (このIDを非表示/違反報告)
Miyu(プロフ) - なんか涙が出そうな作品です。はやくジミン が誰よりも優しいということが周りに伝わって欲しいです!主人公頑張れ!そして、ななペコ様も更新頑張ってください! (2020年6月25日 1時) (レス) id: 1c9dc44574 (このIDを非表示/違反報告)
ななペコ(プロフ) - rrrさん» コメント有難うございます(*´-`) 嬉しいお言葉有難うございます>< マイペースではありますが、期待にお応えできるよう頑張りますので宜しくお願い致します♪ (2020年6月9日 18時) (レス) id: 303b2058dd (このIDを非表示/違反報告)
rrr(プロフ) - すごく素敵なお話です…!(^^) これから楽しみです。頑張ってください:) (2020年6月8日 20時) (レス) id: aaef35e220 (このIDを非表示/違反報告)
ななペコ(プロフ) - アネ島さん» いつも有難うございます(*´-`) そう言って頂けて嬉しいです>< 是非これからも宜しくお願い致します♪ (2020年6月8日 1時) (レス) id: 303b2058dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななペコ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Nanapeko71/
作成日時:2020年6月7日 21時