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YN「A〜 遅刻珍しいじゃん!」
JH「大丈夫?体調とか、」
『普通に寝坊しちゃって笑』
YN「いつも5時起きなのに!」
JH「疲れ溜まってたのかな、無理しないでね」
『うん、ありがと』
1時限にはギリギリ間に合ったんだけど、
ジミンくんの姿は教室に無くて、保健室に居るのかな、なんて思うと気が気じゃない。
私を巻き込まないように先に行かせてくれて、こっそり来てと忠告してくれて。
なによりジミンくんは、名前を呼ばれたとき嬉しそうだった。
…もし私が、彼の救いになれるなら…
って、踏み込み過ぎるのは辞めよう。
望んでないかもしれないと考えると安易には行動してはいけない事だと思う。
YN「早く着替えに行こ〜」
JH「次保体か。」
『面倒臭いね』
JH「ね、ほんと。」
なんて言ってるけど私、本当は保健室眺められるかもとか淡い期待抱いちゃってワクワクしてたりしてさ。
YN「A、3人ペアだって!」
『あ、うん』
JH「運良すぎて怖い」
今私の口を通して喋ってるのは誰なんだろうって思ってしまうくらい、私の頭にユナ達の会話なんて入って来なくて。だけど器用に相槌だけは打てた。
ジミンくん、窓覗いてくれないかなぁ。なんて。
手振ったらそれはそれで大問題になっちゃうんだけどね。
JH「あ、やばい。日焼け止め塗るの忘れた」
YN「と言うと思って」
JH「今持ってるの?!さっすが / YN「私も塗るの忘れた」
JH「おーい笑」
『私も塗ってない笑』
YN「仲間仲間〜。てか今そんな日射し強くないから大丈夫よ」
JH「今の時期が一番紫外線強いんだってば」
YN「終わった」
『ふ笑』
JH「明日みんなギャル化してるよ」
『面白いかも』
YN「A変わってるね?!」
JH「ふは笑」
なんだかんだ2人と話が弾めば少しはジミンくんの事を忘れられていて、もう保健室を気にするのも自然と辞めていた。
「「ありがとうございました〜」」
YN「まだ10時か〜。お腹空いた」
JH「ちゃんと朝食食べなさいよって笑」
ユナにつられて校舎の時計を見ると、視界の端でシャッと閉められたカーテン。
ふと視線の向きを変えると保健室のカーテンがさっきと同じように閉まっていた。
『…ジミンくん……?…』
JH「A、どした??」
『え?あ、ううん』
YN「早く行こ〜」
『うん』
もしカーテンの向こうにいたのがジミンくんだったら…
『ごめん、ちょっと先行ってて!』
「「A?!」」
無意識に足は保健室に向かってた。
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ななペコ(プロフ) - Miyuさん» コメント有難うございます(*´-`) 感情移入して頂けて良かったです…(泣) 有難うございます!! 少しずつではありますが、更新させて頂きますので是非宜しくお願い致します♪ (2020年6月25日 22時) (レス) id: 303b2058dd (このIDを非表示/違反報告)
Miyu(プロフ) - なんか涙が出そうな作品です。はやくジミン が誰よりも優しいということが周りに伝わって欲しいです!主人公頑張れ!そして、ななペコ様も更新頑張ってください! (2020年6月25日 1時) (レス) id: 1c9dc44574 (このIDを非表示/違反報告)
ななペコ(プロフ) - rrrさん» コメント有難うございます(*´-`) 嬉しいお言葉有難うございます>< マイペースではありますが、期待にお応えできるよう頑張りますので宜しくお願い致します♪ (2020年6月9日 18時) (レス) id: 303b2058dd (このIDを非表示/違反報告)
rrr(プロフ) - すごく素敵なお話です…!(^^) これから楽しみです。頑張ってください:) (2020年6月8日 20時) (レス) id: aaef35e220 (このIDを非表示/違反報告)
ななペコ(プロフ) - アネ島さん» いつも有難うございます(*´-`) そう言って頂けて嬉しいです>< 是非これからも宜しくお願い致します♪ (2020年6月8日 1時) (レス) id: 303b2058dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななペコ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Nanapeko71/
作成日時:2020年6月7日 21時