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『あー。パン冷めてるし』
「焼き上がった音聞こえなかったんだけど」
『ユンギが変な事ばっかしてたからじゃん』
「逆にAは好きな人がいつも目の前に居て変な事したくならないわけ？」
『その聞き方はずるいってば』
出来上がったスクランブルエッグと、焼きベーコン、いちごジャムを塗った食パンを平たいお皿に盛り付けして、リビングに持っていく。
『やば。もうこんな時間だ』
「まだ全然時間あるだろ」
『ないよ！』
「化粧するから？」
『そう』
「しなくても可愛いのに。てかそれ以上可愛くなって他の男に目付けられたらどーすんだよ。」
『目付けられてもユンギが婚約者なのには変わりないよ』
「は？なにそれずる。」
『え、なんで怒るの』
「可愛いこと言うから」
『意味分かんない』
美味すぎ。って言いながらスクランブルエッグ頬張って、ユンギ曰く後輩に教えてもらったという甘辛いサンドイッチに味変して、
まあ美味しそうに食べるのなんの。
『夫婦みたい』
「夫婦だよ」
『まだ違うよ』
「関係ない」
5泊した時の初めての朝食を思い出す。
まさかあの時はユンギと毎日食卓を囲むようになるなんて思ってなかった。
妄想が現実になった、今回のお泊り限りの朝だって幸せを噛み締めながら食べてた。
「あん時な、
このまま住んじゃえばいいのにって思ってたよ」
珈琲飲みながらそんなことを突然言い出すユンギ。
『あん時って、…5泊した時？』
「そうだよ」
『同じ事考えてたんだね…』
一人で舞い上がって、それが私だけなんだって事実に柄にもないくらい落ち込んでたのに、
本当は態度に表さないだけで同じような事考えてたなんて今なら笑える。
「あ。」
『え？』
「俺今日早く出るわ！」
急にそんな事を言い出して、珈琲を注いでいた手が止まる。
『デジャヴ感…』
「浮気なんてしねーよ」
いってきます！と元気に言い放ってあっという間に家を出て行くユンギ。
『しっかり食べ終わってるしお皿片付けてるし。』
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ななペコ(プロフ) - かんなぎさん» コメント有難うございます!! 嬉しいです！もっともっと愛しちゃってくださいませ…(*´-`) (2021年9月17日 18時) (
レス) id: 303b2058dd (このIDを非表示/違反報告)
かんなぎ - 愛してます (2021年9月17日 15時) (レス) id: dbaac0d8ef (このIDを非表示/違反報告)
ななペコ(プロフ) - オモチさん» コメント有難うございます…！わわ！最後までお付き合い頂き有難うございます(泣) (2020年4月21日 1時) (レス) id: 303b2058dd (このIDを非表示/違反報告)
オモチ(プロフ) - 終わっちゃったぁぁぁぁ泣 (2020年4月20日 18時) (レス) id: 5d2badd2bb (このIDを非表示/違反報告)
ななペコ(プロフ) - チョコタピさん» コメント有難うございます(*´-`)こちらこそ最後までお付き合い頂き有難うございました…！(T T) (2020年3月1日 23時) (レス) id: 303b2058dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななペコ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Nanapeko71/
作成日時：2019年12月8日 20時
