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『あぁ…熱出て来たね。』
昼は熱はあんまり無かったんだけど、
夜になって37度、38度って段々上がって来てる。
ユンギも少し息苦しそうにしてて…可哀想。
「インフルかもだから近寄んないで…」
『今更離れたって遅いよ。さっきあんなに近距離に居たんだから。』
冷えピタを取り替えて、おでこに手を当てる。
「ん…冷たくてちょー気持ちいい」
『明日絶対病院ね』
「はいはい」
『薬飲んで』
買ってきた飲み薬を飲ませる。
効くといいな…
『ユンギ…弱ってる時に言うの嫌なんだけどね。』
「なに…」
『好き過ぎて辛いよぉ…っ…』
「え、ちょっと待って、なんで泣くの、え？」
『好きなの！』
「え、うん。俺も」
『キスしたい』
「は？それは絶対無理。」
『私に移して』
「あのなぁ、移せば治るとか思って、…んっ…」
『ごめん。我慢できなかった』
「あー。そういうのほんとダメ。俺一応病人だから。俺だって我慢できなくなるから絶対ダメ。」
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「すぅ……」
静かに寝息を立て始めて、やっと楽そうに目を瞑ったユンギ。
一応ずっとマスクは付けてたんだけど、さっきキスしちゃったし移るの確定だな……馬鹿だ私。本当に馬鹿。後先考えないで何やってんだろ。
二人とも具合悪くなったらどうすんのよ…
"グゥゥゥゥ…"
静かな部屋でお腹が鳴る。
あれから何も食べてないんだった。
でも正直食欲も無い。
お腹空き過ぎて逆にお腹一杯になっちゃったやつ。
だけど何も食べなかったら倒れるよね。
テーブルの上に置いてあったクッキーに目が行く。
甘いもの食べたい…
手を伸ばしてクッキーを一つ手に取った。
"ブーッ、ブーッ、"
突然クッキーの横で鳴るユンギの携帯。
私が誕生日にプレゼントしたケースを付けてくれている。
ふと目が行ったんだ。本当に無意識にね。
見なきゃ良かったのに。
今日彼女と来てたでしょ? どう?バレてなさそう?
『これって…』
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ななペコ(プロフ) - かんなぎさん» コメント有難うございます!! 嬉しいです！もっともっと愛しちゃってくださいませ…(*´-`) (2021年9月17日 18時) (
レス) id: 303b2058dd (このIDを非表示/違反報告)
かんなぎ - 愛してます (2021年9月17日 15時) (レス) id: dbaac0d8ef (このIDを非表示/違反報告)
ななペコ(プロフ) - オモチさん» コメント有難うございます…！わわ！最後までお付き合い頂き有難うございます(泣) (2020年4月21日 1時) (レス) id: 303b2058dd (このIDを非表示/違反報告)
オモチ(プロフ) - 終わっちゃったぁぁぁぁ泣 (2020年4月20日 18時) (レス) id: 5d2badd2bb (このIDを非表示/違反報告)
ななペコ(プロフ) - チョコタピさん» コメント有難うございます(*´-`)こちらこそ最後までお付き合い頂き有難うございました…！(T T) (2020年3月1日 23時) (レス) id: 303b2058dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななペコ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Nanapeko71/
作成日時：2019年12月8日 20時
