ユンギさんがデレデレだったら。

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分かった。楽しんで来てね。 帰る時は言ってよな。迎えに行くから。



そのメッセージを見て、私は泣き崩れた。




NY「タオル。使って下さい。」


ナユンはそう言ってタオルを置いて、背中をさすってくれる。




『良い後輩を持ったよ…っ』


NY「結局本音は都合の良い後輩ですよね」


『違うわよ！』



テレビには花郎再放送のCMが流れ、それと一緒にユンギの顔が浮かぶ。
DVDまで借りたのに、結局まだ最終回まで見れてないなぁ…このままだと延長料金かかっちゃうや。


ボロ泣きしながら嗚咽を漏らす私を見て、優しく抱きしめてくれるユンギが愛おしい。




NY「そんなに会いたいなら帰ればいいのに…」


『いつどこで私はユンギに会いたいなんて言ったの』


NY「さっきからの行動言動全てが物語ってるんですよ。」


突き放されるように言われて、
しかも言ってる事が図星だって事実に辛くなる。



『自分にイライラするの』


NY「そうですか。」




全てに囚われてる気がする。


ユンギを信じたい私が居て、それで傷つくのを怖がる私も居て、
それはどちらも紛れも無い私だから、逃げようが無くて。


今まで向き合わなきゃいけない事から逃げてたし、逃げる前にユンギが守ってくれていたから、一人での立ち向かい方を忘れてしまった。




『好きだからこそ辛い。』


NY「まぁ…分かりますけど…」




『分かる？』


NY「分かりますよ。人って、愛があれば良い方にも悪い方にも変わるんです。」


『やっぱり……』


NY「何がやっぱりなんですか？」


『恋愛経験、やっぱりあるのね』


NY「あくまで私個人の意見です。ちなみにこれはネットから取ってきたコピペで/『隠さなくていいのに。』


NY「隠すというか…人に話せるものじゃないので…」



『…テヒョンか。』



NY「…え？」


『テヒョンと付き合ってる子って、ナユンか。』


NY「怖いです。どうして…」


『隠さなくて良いよ。


ユンギも…負けないくらい束縛心強いもん。
私、愛されてる。




あれが演技じゃないなら。』






NY「彼氏さんの心の声、先輩に聞かせてあげたいです。


会ったことなくたって分かりますよ。私。」





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