戻った先に (ページ3)

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「んん、そうだねたんだった。」
まだ撮影の呼び出しがきてないため、結構かかっているのかもしれないが、全員をいったん起こす。
「ほら、小山もまっすーも起きて」
増「しげ、おはよ。なんかねっちゃたわ」
小「おはよー。あれ、まだなんだっけ」
「そうなんだよね、結構時間かかってるのかも」
増「ねえ、今日の撮影ってこんな衣装だっけ？」
「それ、俺も思ったんだよね！もっと、シンプルだった気がするんだよね」

俺らが来ている衣装はライブ衣装のようだ。だが、まっすーが作ってくれてるものとは違うため、撮影の衣装だったかわかんない。

増「なーんか、これ見たことあるんだけどなんだっけな」

みんなが頭を悩ませてると

ス「手越さん、あと３０分ほどで到着です！ギリギリですが、何とか間に合うと思います！そのため、予定通りお願いします！」
「ん？スタッフさん、俺らは三人になったんですよ？何言ってるんですか？」
小「しかも何のことなんですか？今から雑誌でしょ？」
ス「皆さんこそなに言ってるんですか！？まさか、久々だからって緊張で全部飛んだんですか？再出発の大事なライブなんでしっかりしてください！」
増「あーーーーーー！思い出した。これ４人で再出発のライブン時の衣装じゃん！」
「ってことは、タイムスリップしたってこと？」
小「しかも、４人の時に？」

頭が追い付かない。タイムスリップなんてあるはずない。

「一旦、状況確認のためにも日付確認しよ」
小「俺、新聞もらってくる！」

小山が出てって神妙なまっすーに話かける
「まっすー大丈夫？」
増「いや、てことは手越とまだ活動してるよな？これは、手越を辞めさせないようにすべきなのか、他でも手を打つべきなのか、どーしたらいいんだろ」

まっすーの言っていることは分かる。俺自身、何回戻りたいと願ったことか。
だが、実際に戻ったとして何をしていいのか、本当に変えていいのか、また、現実世界での俺たちはどうなっているのか不安がいっぱいだ。