緋龍王の姉

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貴方side


ヨナはあれからずっと落ち込んでる…


ハクもなにかおかしかった…


今2人と父上が話してる…


大丈夫かな…


私はみんなにバレないよう剣の練習してる


最近は形はちゃんとできるようになったんだけどやっぱり力が弱いからあんまり打撃を与えられてない…


もっと、もっと強くならなきゃ…


父上の言いつけを破ってるのは申し訳ない気持ちがある…


でも…何かあった時に…ヨナを守れるようにしないとっ…！



ポツポツと雨が降ってきた…


貴方｢やばいっ…！｣



急いで屋根のある所へと移動するとヨナが座りこんでいた


貴方｢ヨナ…？｣


うずくまっていたヨナが顔を上げるとヨナの目には涙が浮かんでいた


貴方｢どうしたのヨナ？おいで？｣


心配になった私は両手を広げた


勢いよくヨナは飛び込んできた


ヨナ｢姉さんっ…姉さんっ…｣


私には何があったのかは分からない、だから私にはヨナの背中を撫で続けることしかできなかった




貴方｢ヨナ…落ち着いた…？｣


ヨナ｢…うん｣


貴方｢そう…先帰ってるからゆっくりしてからおいで？｣


まだ落ち込んでるヨナにそう言って私は先に帰った







それから5日後…


ヨナの16歳の誕生日の宴が行われた


あの日の後のことをヨナから聞いた


ヨナが誰かに襲われそうになったと聞いた時はなんで離れてしまったんだろうと後悔した


でもその結果スウォンにヨナの思いが伝わって関係が良くなったことは嬉しかった



そして今ヨナは…


ヨナ｢父上、やっぱり髪がはねるのよ、今日は結い上げたかったのに、ひどいわ｣


髪のことしか考えてない…‪w


ん？スウォンだわ
ヨナが身だしなみ整えてる‪w


私の妹はやっぱり可愛いわね‪w



あらあらあらあら( *´艸`)


スウォンがヨナに簪あげてるわ


ヨナ嬉しそう


よかった、よかった…


あらハク？


ハク｢陛下が探してましたよ、ヨナ姫様｣


ヨナ｢も〜あの酔っ払いは｣


いっちゃった…


貴方｢ハク〜いい雰囲気だったのに〜ねぇスウォン？｣


スウ｢誤解だよ、A｣


ハク｢スウォン様なら陛下を説得できるでしょう、頑張ってください｣


スウ｢だから誤解だって、それにハク敬語辞めない？昔みたいにスウォンって呼んでよ｣


ハク｢身分はわきまえてますから｣


スウ｢淋しいなぁハク将軍｣


貴方｢ね〜｣




貴方｢じゃあ私行くわね｣


ハク｢姫様、気をつけて｣


貴方｢？え、えぇ…｣


どうしたのかしら？

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