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貴方side
私が泣き止んだ頃、ムンドクは私が聞けなかった話をし、先に屋敷に戻っていった
今私はゆっくり屋敷に戻りながらさっきの話を振り返っている
川が枯れていたのは火の部族がせき止めていたから、そして…せき止めている理由が…
スウォンが即位するのを認めなかったから…
ムンドクは頼っていいって言ってくれた
私はその言葉だけで十分心が楽になった
でも…ごめんなさいムンドク
私…決めたわ…
ーーーーーーーことを…
屋敷に着くとヨナの部屋から賑やかな声が聞こえてきた
どうしたのかしら…
ヨナ…とテヨン…?
貴方「テヨン…どうしたの…?」
ヨナ「姉さん…」
ハク「テヨンが発作で倒れて、来るはずだった商団が何者かに襲われたんですよ」
貴方「そんな…!テヨンは大丈夫なの…!?」
ハク「今ヘンデがひとっ走り薬を調達しに行ってます」
貴方「そう…よかった…」
貴方「ねぇ…ハク」
ヨナ「ハク…あの…」
貴方、ヨナ「私に何かできることない…?」
ハク「…そーだな、女官殿はもーちっと色気を身につけるこったな」
貴方「はぁ……?」
ハク「こいつを見ろ、リナさんと同い年だがあっちこっち違うだろ?ナナさんより年下だぞ?」
確かにそうだけど…!!
ヨナ「ハクお前 私がマジメな話を……」
ヨナほっぺつままれてて可愛い…w
ハク「いーんだよ あんたは風牙の都でのんびり暮らせば」
ハク…あなたもしかして…
それは…とめなきゃ…!!
ハクがいなくなったらヨナは…!!
その日の夜…私はハクを探すことにした…
貴方「ハク…どこだろ…」
ムンドクのところかしら…
ついでに話しておきたいこともあるし…
覗いてみよう…
カタッ
貴方「ムンドク…いる…?」
ムン「…おぉ姫様、どうなされましたか?」
貴方「ムンドク…ハク知らない…?」
ムン「いえ、見ていません」
貴方「そう…どこ行ったのかしら…」
ムン「そんな事より、何かお話があったのではありませんか?」
貴方「あぁ…そうね…ムンドク…私…夜が明けたら…ここを出るわね…」
ムン「やはりあなたも…」
貴方「という事はハクもなのね…」
ムン「はい…あいつは姫様達を任すと言っておりました…」
貴方「そう…でもね…ここにヨナも私も居たらすぐ居場所がバレてしまう…だから私はここを出るわ…私がよそで騒げばヨナがここにいることがバレずらくなるから…」
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N太郎(プロフ) - 海月さん» ありがとうございます!直させていただきました! (2021年10月28日 21時) (レス) id: 377db8c4e1 (このIDを非表示/違反報告)
海月 - とても面白かったです。ですが誤字がありました、イル「じゃあ父上と姉さんがやってよ」になってますよここは本来ヨナの台詞だと思います (2021年10月28日 17時) (レス) @page7 id: 1927aaa4c8 (このIDを非表示/違反報告)
N太郎(プロフ) - 彩さん» 気づきませんでした!すいませんありがとうございます! (2021年8月12日 13時) (レス) id: 377db8c4e1 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 凄くいいお話です!ですがちょっと間違えちゃっていますね ハク「やだ!絶対!ハク!死んだら許さない…!!」の場所が主人公かヨナのセリフだと思うんですがハクとなってしまっています。コメント失礼しましたm(_ _)m (2021年8月12日 4時) (レス) id: aa405bd823 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:N太郎 | 作成日時:2021年7月10日 23時