緋龍王の姉

18 過去編 ページ20

ヨナside


｢げほげほ｣


［カゼひき4匹］


ハク｢どーりで雪だんごが俺の周りを飛んでると思った…｣


貴方｢私は元気だと思ってたのに…ところで2人は帰らなくていいの？｣


スウ｢病を流行らせないようにここで治した方が良いらしいです、でもヨナとは最近ずっと手を繋いで寝てるしいつも通りですね｣


ハク｢…そんな事してんのかお前ら…｣


貴方｢そうだったわね…なら私帰るね｣


ハク｢俺もやっぱり帰るわ｣


スウ｢えっ4人で手つなぎましょうよー｣


ハク｢冗談…｣


ドカドカドカドカ


ムン｢ハクーッ！！！｣


ハク｢わーッ！！じっちゃん！？｣


ムン｢小僧、姫様に雪をぶつけて病にかけたらしいな｣
ずおおおおおおお


ハク｢そこに雪があったら投げるのが礼儀だろ｣


ムン｢小童め！尻を出せムチ打ちじゃぁぁ！！｣


医務官｢将軍っお止め下さい！病人ですよ｣



［じっちゃん怒られて帰る］


ハク｢…やっぱ俺ここにいる…｣


貴方｢じゃあ私だけでもお暇するわね｣


ﾌﾗｯ


スウ｢ダメですよA！1番熱が高いんですから！｣


貴方｢大丈夫よ…｣


ヨナ｢姉さん！お願い…ここにいて…｣


ハク｢ほらヨナ姫さんもこう言ってるし｣


貴方｢……ヨナのため…わかったわ、ここにいる｣


ヨナ｢…ムンドク来てくれたね…ハクのこと…すきなんだね｣


ハク｢…どうかな｣



ドシドシドシ


ハク｢またなんか来た｣


スウ｢ち…父上…けほっ、どうしてここに…｣


ユホ｢病にかかった息子を見舞ってはおかしいか？｣


スウ｢病が父上にうつってしまいます｣


ユホ｢お前の病ごときに俺が負けると…？｣


スウ｢いっいえっでも今はとてもお忙しい時期だと…｣


ユホン伯父上…っ


伯父上はつよくてきびしくてスウォンとはぜんぜんちがう


ユホ｢ヨンヒが来るといってきかなかったのだが｣


スウ｢母上が…っ！？｣


ユホ｢あの体で病をもらっては危険だ、屋敷に置いて来た、母親に心配かけるものではない、病など早急にぶち殺せ｣


スウ｢はいっ｣


ぶち殺す？


ユホ｢お前達｣


ビクッ


貴方｢はっ…はい！…けほっ｣


ユホ｢後で見舞いの品を届けさせよう｣


貴方｢あ…ありがとうございます…けほっ｣





ハク｢…っっさすがな気迫、一気に熱下がった気がする｣


ヨナ｢こわ…っかった｣


貴方｢そうだね…｣


スウ｢今日はなんて幸せな日なんでしょう、よーし頑張って病をぶち殺します｣


ハク｢寝ろアホ｣

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