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貴方side


バンッ!


「スウォン様!!」


扉が開いて、たくさんの傭兵が入ってきた


すくんで足が動かないから這いずってヨナの前に移動した


ヨナを守らないと…っ


傭兵「準備全て整いました、おぉこれは…国王が…では本懐を遂げられたのですね、ん?」


傭兵達が私達を見てきた


傭兵「スウォン様、この娘たち…ヨナ姫とA姫では…」


「姫に…まさか見られたのですか?ならば、話は早いではないですか、殺しておしまいなさい、スウォン様、姫達の口を封じるのです」


頭が真っ白になった…


「このまま生き長らえても辛い思いをなさるだけでしょう」


ヨナ「ス…ウォン…」


スウォンが剣を動かす


私はとっさにヨナの手を掴んで走った


逃げなきゃ…ヨナだけでも…っ


必死に走った


あの人は誰なの…父上を殺し…私達を殺そうとする…あの人は…


あの人は…ヨナが大好きな…


…私が好きだった…スウォンじゃない…っ



ヒュン


ヨナ「ああっ」


後ろに引っ張られてこけてしまった


ヨナの足にムチが絡んでいる


貴方「だめ…っ」


ヨナの上に覆い被さる


傭兵「お覚悟を、姫様方、これも高華国の為なのです」


私たちは憎まれていた…


幼い頃から…ヨナにも…私にも…スウォンだけだったのに…


ヨナの…スウォンの…笑顔を見れれば良かったのにっ…


体に力が入る


もう諦める…


でも…ヨナだけは…


助けてっ…



ゴッ


大きな音と爆風が起き…目の前の傭兵達が倒れていく


ハク「…今夜はスウォン様がいらっしゃるから邪魔者は遠慮したつもりだったんですがね、見張りだったはずの守備隊がここに勢ぞろいしてるし、見知らぬ輩もいやがりますし…これは一体どういうことですか?…なぁスウォン様」


貴方「ハ…ク…」


ハク「お傍を離れて申し訳ありません、ヨナ姫様、A姫様」


ヨナ「ハク…ハクは…私の味方…?」


涙の止まらないヨナがハクに問う


私はヨナを抱きしめハクを見る


ハク「ーーー…俺は陛下からあんた達を守れと言われている…何があろうと俺は」


ハク「それに絶対服従する」


ハクが私達の前に立つ


「控えよ下郎、今より緋龍城の主となった、スウォン陛下の御前なるぞ」


ハク「…誰が、何の主だって?どうも…嫌な予感がするんですがね、スウォン様、イル陛下はどこにおられる?」


スウ「ーーー私が先程、地獄へ送ってさしあげた」


心臓が…苦しくなった…


身体が震える…


もう…いや…

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N太郎(プロフ) - 海月さん» ありがとうございます!直させていただきました! (2021年10月28日 21時) (レス) id: 377db8c4e1 (このIDを非表示/違反報告)
海月 - とても面白かったです。ですが誤字がありました、イル「じゃあ父上と姉さんがやってよ」になってますよここは本来ヨナの台詞だと思います (2021年10月28日 17時) (レス) @page7 id: 1927aaa4c8 (このIDを非表示/違反報告)
N太郎(プロフ) - 彩さん» 気づきませんでした!すいませんありがとうございます! (2021年8月12日 13時) (レス) id: 377db8c4e1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 凄くいいお話です!ですがちょっと間違えちゃっていますね ハク「やだ!絶対!ハク!死んだら許さない…!!」の場所が主人公かヨナのセリフだと思うんですがハクとなってしまっています。コメント失礼しましたm(_ _)m (2021年8月12日 4時) (レス) id: aa405bd823 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:N太郎 | 作成日時:2021年7月10日 23時

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