自分の思いを大切に、、、 (ページ24)

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紅葉の森の中でページ24

今日は、A様が起きてこない。
いつもならこの時間には起きているのに。
さっき、部屋を覗いても部屋にはいなかった。

何かあったのだろうか

そう思って、まだ言っていない食堂へ行きサッチ様に声をかける。

ｺｳﾒ「おはようございます、あの A様をみておられませんか？」
ｻｯﾁ「Aか？いやぁ、見なかったけどな」
ｺｳﾒ「そうですか、、、」
ｻｯﾁ「イゾウなら、何か知ってるんじゃないか？」
ｺｳﾒ「イゾウ様ですか、、、
イゾウ様の部屋はどちらに？」
ｻｯﾁ「あー、知らないのか俺が案内すると言いたいんだがな忙しぃしな、、、
おっ、ハルタちょっとこっち来いよ！」
今食堂に入ってきた、ハルタ様を目に止めると手招きして呼ぶ。
ﾊﾙﾀ「もう、何？朝から、、、」
ｻｯﾁ「コウメにさ、イゾウの部屋案内してくれない？俺、まだ忙しいからさ
それにお前さコウ
ﾊﾙﾀ「そっから言ったらフランスパンがなくなるよ？」
ｻｯﾁ「ひでぇ！これはフランスパンじゃねぇよ！」
ﾊﾙﾀ「コウメ？行こっか」
ｺｳﾒ「は、はいハルタ様」

食堂を抜けると、ハルタが話し始めた。
ﾊﾙﾀ「なんで、イゾウの部屋に行きたいの？」
ｺｳﾒ「朝からA様が居ないんです
イゾウ様なら知っているかと思いまして」
ﾊﾙﾀ「そうなんだ、はいイゾウの部屋はここ
寝起き悪いからね」
ｺｳﾒ「えっ!? ちょ、ちょっと待っててもらっていいですか？」
ﾊﾙﾀ「なに？怖いの？」

ニヤニヤして、こっちを見てくる。

ｺｳﾒ「誰だって、寝起きが悪いって言われればそうなりますよ！」

そこにいてくださいよと言ってノックをする。

ｲｿﾞｳ「コウメとハルタか？」

ｺｳﾒ「そうです、A様の居場所を知りませんか？」

ｲｿﾞｳ「ここにいるぞその前に絶対開け

ｺｳﾒ「A様っ！」
バッ！

コウメ達はドアを開けた時の目の前の光景に息を飲んだ。

ｺｳﾒ「A様、、、」
ｲｿﾞｳ「だから開けんなって、、、」

えっと、、、
まあ、、、

そんな感じてすね

ｺｳﾒ「すみませんでしたぁぁぁぁ！」

私はその場に居ずらくなり、船から飛び出してしまった。