自分の思いを大切に、、、 (ページ16)

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モビー久しぶり！ページ16

モビーに着いたのは、青い空が暗い空になりかけていた頃。
「ただいま、モビー」
誰にも聞こえないような、小さな声で呟く。
ｲｿﾞｳ「おかえり A」
「え!? イゾウ!?」
ｲｿﾞｳ「なんだ、俺じゃない方が良かったか？」
「そういうんじゃないけど」
ｲｿﾞｳ「ならいいんだよな」
船べりに体を預けていた私は、一瞬で壁に押し付けられていた。
ｲｿﾞｳ「最近、俺と話してくれねぇよな」
「そうだっけ？」
ｲｿﾞｳ「ﾁｯ気づいてないのかだからさ、今日1晩、、俺にくれよ」
「うん、いいよ話したいこともあるでしょどこで話す？」
ｲｿﾞｳ「ﾆﾔﾘわかったじゃあ俺の部屋でいいか？」
「うん！」

ガチャり

イゾウの部屋のドアを開けると、カーテンが開けっ放し。
さっき、ネモフィイとキレイキレイと言っていた月がイゾウを妖艶に見せていた。
「来たよ～さぁ、何話す？」
ｲｿﾞｳ「じゃあ、海軍本部で何したか」
「ふふっ、いいよ～」

秋の夜長。
イゾウがニヤリと笑っていたのは、空に輝く月と月をみている海しか知らない事だった。