あなたと私は同じで違う (ページ8)

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HAPPY BIRTHDAY MY BOYFRIEND ５ページ8

イゾウめ、教えてくれなかった。
ｴｰｽ「お！Aどうしたんだ？」
「実はね、かくかくしかじか」
ｴｰｽ「そんなことかー、イゾウも恥ずかしくなる事だったんじゃねぇの？」
おおー！その手が!
ｲｿﾞｳ「エース？何言ってるんだ？」
後ろを振り返ると、黒い何かがはみ出たイゾウが、
「やべ、怒ってる」
ｴｰｽ「じゃ、じゃあな！」
「あ、ちょ、エース!!」
ｲｿﾞｳ「それで？何の話をしてたんだ？」
「いやぁ、世間話と言いますかー、なんといいますかー、」
ｲｿﾞｳ「正直に言え、」
「かくかくしかじか、って言うことです」
ｲｿﾞｳ「うん、知ってた」
「!?」
ｲｿﾞｳ「知ってて聞いた」
にやりと笑うイゾウ。
こえぇ、ドSかよっ、
ｲｿﾞｳ「そうだが？」
「ひどいよー！」
恥ずかしさのあまり、涙かこぼれる。
ｲｿﾞｳ「ゴメンな、Aがかわいくてね」
「そんなこと言ったって、」
ｲｿﾞｳ「じゃあ、俺の部屋にあるチョコ食べるか？甘いもの苦手でね」
「うん！食べる！」
ｲｿﾞｳ「ああ、じゃあ行こうか」
イゾウがニヤリと笑った気がした。
イゾウの部屋に着いた。
なんか、落ち着く匂いがする。
ｲｿﾞｳ「ん？入ってこねぇのか？」
「失礼します、」
ｲｿﾞｳ「どうぞ」
イゾウはチョコを探しているみたい。
ドアをカチャリと閉めている。
「イゾウーチョコどこにあるの？」
ｲｿﾞｳ「さあな？」
「え？」
ｲｿﾞｳ「チョコなんて、はなから貰ってねぇよ」
「えー？騙したの？」
ｲｿﾞｳ「A…どの立場で言ってんだ？」
「へぇっ？」
ｲｿﾞｳ「エースと何言ってたか、、まだ許してねぇんだ」
「その説は、ほんとに、すみませんでした」
ｲｿﾞｳ「ほんとに反省してんのか？」
「はい、な、なんでもいうことききますから」
ｲｿﾞｳ「ほんとにか？」
急に、イゾウの目がきらりと輝いたような気がした。

はい、リポーターのAです！
今の状況をリポートすると、
・イゾウの部屋
・2人っきり
・イゾウの目が、やばい意味でキラキラ輝いています以上です
なんか、やばい。怖い
ｲｿﾞｳ「なんでもするんだよな」
「そ、そういう意味じゃなくて比喩表
そこで、私の口は塞がれた。
ｲｿﾞｳ「なんてな、チョコ騙してごめん」
そう言って、イゾウは部屋から出ていった。
私の思い違い？
まあ、とにかく何も無くてよかった、
私は心を落ち着かせて、自室に戻り、ベットに入った。