あなたと私は同じで違う (ページ49)

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ほのぼのとした日常ページ49

ふぅ、今日はなんだか動きたくない日。
なんか、たまにあるよね。
具合悪いわけじゃないんだけど、動きたくない日。それが今日。
ボォーっとしながら午後を迎えた。
なにか楽しいことがないと絶対に動きたくない！
コンコンガチャリ
ｲｿﾞｳ「Aー、今日暇か？」
「イゾウー！もちろん、なんもすることないんだもん」
ｲｿﾞｳ「ならさ、着物着てみないか？」
「え!?ほんと!?」
ｲｿﾞｳ「ああ、することないんだろ？俺も珍しく暇だからね」
「うん！着せて着せて！」
ｲｿﾞｳ「じゃあ、俺の部屋に行くか」
「うん」

そう言って、イゾウの部屋に向かった。
イゾウの部屋のクローゼットには、たくさんの着物が掛けてある。
その中から、何着か出してくれた。
ｲｿﾞｳ「この中で何がいい？まだ1度も来てないからな」
イゾウが、持っている着物はどれも大人っぽい。少し可愛い系の水色の着物を選んだ。
「これにしようかな」
ｲｿﾞｳ「なら、帯はこれだな」
そう言って、イゾウが選んだのは黄色の帯。
「えっと、じゃあお願いします！」
ｲｿﾞｳ「ああ、」

イゾウには、着付けだけでなく髪も結ってもらった。
編み込みをしてもらい、後ろで一つにまとめてもらった。
ｲｿﾞｳ「これで、、どうだ？」
「うっわ～！可愛い！イゾウありがとう！」
ｲｿﾞｳ「外に出るか、今日は近くの島で花火が上がるはずだからな」
そう言って、見張り台のところへ行った。
たしか、今日は12番隊のはずなのに、、、
ｲｿﾞｳ「ハルタに頼んでな、変わってもらった」
「え？なんで？」
私がそういった時に花火が打ち上がった。
ヒュルヒュルヒュル
ドーンドーン
パーンパーン

「綺麗、初めて見た」
ｲｿﾞｳ「そうだろ？俺の故郷では夏によくやってたんだこれを見せたかったんだよ」
私は、イゾウにお礼を言おうと振り向いた。

「イゾ、、」

その時、私の唇に触れたのはイゾウの唇だった。

その濃厚なキスとイゾウに、私はどんどん飲み込まれていった。