あなたと私は同じで違う (ページ48)

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ほのぼのとした日常コアラ Ver. ページ48

サボ君は酷い。
トギリちゃん改めネモフィイちゃんが出て言ってからというもの、
トギリが、トギリが、、、
と鬱陶しい。
人の気も知らないで、、、
ｻﾎﾞ「なぁ、トギリってどこにいるんだよ、、、お前1番仲良かっただろ？」
ｺｱﾗ「もう！知らないよ！」
そう言って部屋を出ていった。
部屋に
『街に買い物に出かけます』
と、書置きを残して。

久しぶりに、外に出た。
ネモフィイちゃんがいなくなってからというもの女子が居なくなってしまいあまり買い物に出かける機会がなかったのだ。
ｺｱﾗ「あ～、このマグカップ可愛い！」
そう言って、手に取ったのは麦わら帽子を被ったちっちゃいサルの絵と、オレンジのテンガロンハットを被った黒猫、黒いシルクハットを被ったうさぎ。
どことなく、ルフィ君、エース君、サボ君に似てるような気がしなくもないかな。
お揃いでおさらもあった。

ｺｱﾗ「買っちゃった、、」

有名な画家さんの作品らしく、そこそこのお値段しちゃったもの。
でも、可愛かったんだもん、しょうがないよね

『なあ、姉ちゃん俺らと一緒に遊ばね？』
ｺｱﾗ「ごめんなさい、急いでるので」
『そんなこと言わずにさ、ほら』
ｺｱﾗ「うっ、」
意外と力が強い。
それに、今ワレモノのマグカップと、お皿を持ってるから不意に動いたら割れかねない。
『ほら、行くぞ、』

連れてかれる、あんまりみんなに迷惑かけたくないのに。

"竜の鉤爪"

私の手を握っていた人の頭は、粉々に、、、
ｻﾎﾞ「おい、何してんだよ」

『うわ、やべぇこいつサボだぞ』
その一声で、男たちはさあっと逃げていった。
ｻﾎﾞ「コアラ、大丈夫か？」
ｺｱﾗ「サボ君、、、ありがとう」
ｻﾎﾞ「ごめんな、お前だってトギリが居なくなって寂しいよな」
ｺｱﾗ「いや、そういう事じゃないんだけど、、」
ｻﾎﾞ「ん？じゃあどういう事だ？」
そう言って、顔を近づけてくる。
私の顔は、火がついたみたいに赤くなっているだろう。

ｺｱﾗ「もう！なんでもないよ！」