あなたと私は同じで違う (ページ47)

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ほのぼのとした日常マリア(ナース) Ver. ページ47

私には、想い人がいる。
ハニラさんだ。

私が、まだ、入りたてで、陽気な海賊の雰囲気に圧倒されていた時、、、

『よぉ！マリア』
ﾏﾘｱ「あ、どうも」
『なんだよ、硬いな～』
ﾏﾘｱ「すみません、、」
？「硬いっていうのはねぇよまだ慣れてないんだからなマリア、大丈夫か？」
ﾏﾘｱ「あ、は、はい」
あたふたする私を、後ろに話しかけたクルーはどこかに行ってしまった。

私を救ってくれたのが、ハニラさん。

硬い、話しかけにくい、高嶺の花、、、

私は、昔からそう言われていた。
私だって、昔からそうだった訳では無い。
昔から、大人に囲まれて育ったから同年代の人達と砕けた付き合いをした事がなかったのだ。

そして、その日の夜。

ﾏﾘｱ「と、トイレどこだっけ？」
そう思って辺りをさまよっていると、今日の朝私に話しかけた人の部屋の前だった。
『マリアって硬いよな～』
『顔はいいんだけどな、、』
『たしかお前、マリア好きじゃなかったっけ』
『でも、結構うちとけてくれねぇからな高嶺の花って感じ？』
『そうだよな』

何回目だろう、こんな会話を聞いたのは。

それでも、身近な人だから、涙が出てきてしまう。
ﾊﾆﾗ「俺、トイレ行ってくるわ」
あ、どうしよう。
あの人が来てしまう。
とっさの判断で、近くの樽に隠れる。

ﾊﾆﾗ「ん？ここに誰かいたような気がしたんだけどな」

ゴロゴロゴロっ、

樽に入って、隠れていたのでバッチリと目が合ってしまった。
ﾊﾆﾗ「ククククッ」
ﾏﾘｱ「笑うんならしっかり笑ってくださいよ」
ﾊﾆﾗ「あれ？笑っていいの？」
私は、今の状況を思い出す。
ﾏﾘｱ「やっぱり、やめてください、、、」
ﾊﾆﾗ「やっぱり面白いねほら出すよ？」
ﾏﾘｱ「はい、お願いします」
ﾊﾆﾗ「あれ？抜けないn うわぁ！」

私を出そうとしてくれていた、ハニラさんが足を滑らせて、、、
いわゆる床ドン状態。
ﾏﾘｱ「うわぁぁぁ、ご、ゴメンなさいっ！」
ﾊﾆﾗ「だ、大丈夫だよぼ、僕だって、、」

そんなことがあってか、私はハニラさんに気を取られている。

ﾊﾆﾗ「ゴメン、マリア怪我したんだ診てくれない？」
ﾏﾘｱ「分かったよ、ハニラさん」
ﾊﾆﾗ「いい加減、ハニラさんって言うのやめてよね？」

ﾏﾘｱ「分かった、ハニラ」

私の想い人は、

ハニラです