過去なんて消えればいい そう思っていた３ ページ9
私は夜中に目を覚ました。
外がなんだか騒がしかったからだ。家の外に出ると港町が燃えていた。
何事だろう。
長「Aちゃん、どうしたんじゃ」
「長老、向こうが燃えてる！」
長「海賊が来たんじゃ、今お前の両親が向かっとる」
行かなきゃ、行かなきゃ。
長「ちょっ、Aちゃん？おーい！」
慌てる長老の声がしたけどそんなの気にしない。 私も戦える。早く行かなきゃ。
月歩で港町まで飛ぶと酷い有り様だった。
『きゃー、誰か助けてー！』
『金目のものをすべて盗めー！』
『母ちゃん父ちゃん、どこいったのー』
そんな声が、覇気を使わなくても聞こえてくる。
『ガキー、そんなところにいるんじゃ寝ぇぞー！』
「失礼ね！ 私は１３よっ」
"鎌鼬"
手から風状の斬撃をだす。
こんな小さな攻撃じゃ、全然無理だ。
まず、火事を消さないと。うまくいくかわからないけど一か八かやってみる。
"モンスーン"
唱えると、雨が降ってきた。
よかった、成功した‼️
『おい、あそこに能力者のガキがいるぞー』
やべっ、私じゃん。
"気流セット"
「この海賊の船長のところへ‼️」
気流は、遠くの敵へ使わないといけないんだけど今回はしょうがない。
フワッという感覚と共に、私の目の前には船長と、親がいた。
両「A⁉️ なんでこんなところに」
船「ほう、おめぇらの娘か いいところに来たな」
父「A、今すぐ家に戻りなさい」
「なんで⁉️」
父「いいから、早くもどれ‼️」
はじめて聞く父の怒った声は、低く、太く響いていた。
「わかった…」
視点
船「黙って聞いてらぁ客を勝手に帰らせてぇ、何て勝手なことしてんだよぉ」
父「黙れ！ こいつはお前にら関係ない 被るのは俺だけだ」
船「ほぅ、じゃあおめぇはどうなるんだよ サルビア」
母「私も被るわ、あのこが普通に暮らせるのなら」
父「サルビア、なにを⁉️」
母「いいのよ、セージ あのこが普通に暮らせるのならそれで」
船「どちらもえれぇ覚悟じゃねぇか」
母「その前に１つ条件があるわ」
船「なんでもいいぜぇ」
母「最後に、あのこに会わせて」
船「おめぇが帰ってこなかったら こいつは死ぬぞ」
母「わかってるわ」
、
、
、
死ぬ前に一目でいい
あのこに会いたい。
会って私たちの身の上を話したい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 50人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麗葉 - イゾウ推しなので嬉しいです！あと細かいんですけどマルコとイゾウって同い年だった気がします！これからも頑張って下さい！ (6月3日 22時) (
レス) @page1 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶色ネココ(プロフ) - ありがとうございます！ 頑張ります！m(*_ _)m (2019年11月18日 21時) (レス) id: 3efde21188 (このIDを非表示/違反報告)
デュラララ！！＆ワンピ - イゾウが出てきた時心の中がパラダイスでしたｗｗ次の小説も期待しています！ (2019年11月18日 19時) (レス) id: 70d2c1b84c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：抹茶色ネココ | 作成日時：2019年9月26日 18時
