自由が欲しい ページ5
家に荷物を取りに帰ると、そこには案の定町人たちがいた。
『お前がボーッとしてたせいで街はボロボロだー』
『あんたが遅れたせいで、息子が怪我したじゃないのー』
『５年前の事件だってあんたたち一家のせいなのよー』
あー、５年前のことはできれば言って欲しくない。私のせいじゃないのにね。
「みんな、聞いてー」
私の一言に町人たちは黙る。
「私、白ひげ海賊団に入るから」
一瞬その言葉が理解できないという表情をしたあとその場がざわついた。
『あいつがいなくなったらこの島は誰が守るんだ』
『そもそも、ほんとのことなのかよ』
「ええ、ほんとのことよ それにこの島はオヤジに守られているわ 私なんかより絶対強いから」
『ならいい』
うん、そういうと思った。 私をただ利用しているだけ。昔のことを枷にして。強い奴がいれば、そっちに乗り移る。私なんてどうでもいいものね。強い奴がいれば。
その時、青い鳥が舞い降りた。
ﾏﾙｺ「黙って聞いてりゃ偉い口の聞きようだねい おめぇらはずっとこいつに守られてきたんじゃねぇのかよい」
『こいつが俺らを守るのは当たり前だよ こいつには返しきれねぇ借りがあるんだよ』
ﾏﾙｺ「そんな、当たり前のことに気づかねぇやつらはうしなわねぇとわかんねぇよねい」
そういうと、マルコは私を背負い飛び立った。
ﾏﾙｺ「ここは、オヤジの縄張りにはできないねい」
下では町人たちがざわついてる。
「ちょっとマルコ、荷物は？ねえマルコってば」
ﾏﾙｺ「荷物は他の隊長やナースたちが持っていってくれてるよい」
「そうだったんだ、ならよかった」
ﾏﾙｺ「いいのかい、あの島とこんな関係で終わってしまってよい」
「うん、私はあいつらに使われてただけだしね」
ﾏﾙｺ「それならいいんだけどよい お前さん家族は？」
「死んだの、とっくの昔に」
ﾏﾙｺ「そうなのかよい、なんかごめんよい」
「別にいいの、親ともなんとも思ってないから」
ﾏﾙｺ(なんかかわいそうな子だねい)
そんなことを話しているとモビーが見えた。
白い綺麗な鯨が。
彼は、展望台から私のことを見ていた。
まるで、獲物を見つけた肉食獸のように。
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麗葉 - イゾウ推しなので嬉しいです！あと細かいんですけどマルコとイゾウって同い年だった気がします！これからも頑張って下さい！ (6月3日 22時) (
レス) @page1 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶色ネココ(プロフ) - ありがとうございます！ 頑張ります！m(*_ _)m (2019年11月18日 21時) (レス) id: 3efde21188 (このIDを非表示/違反報告)
デュラララ！！＆ワンピ - イゾウが出てきた時心の中がパラダイスでしたｗｗ次の小説も期待しています！ (2019年11月18日 19時) (レス) id: 70d2c1b84c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：抹茶色ネココ | 作成日時：2019年9月26日 18時
