私って何色？ ５ ページ28
トギリの店をあとにし、コウメの神社に向かう。パリパリと、落ち葉を踏む音が道中に響く。
ｺｳﾒ「A様っ、ず、ずいぶん早いお帰りで」
「あー、コウメ 準備できてなかった？」
ｺｳﾒ「い、いえ あと少しでしたので」
「なら、もう少し待っとくよ」
ｺｳﾒ「ありがとうございます！」
「大丈夫大丈夫、ここに座ってていいんだよね」
ｺｳﾒ「は、はい 少々お待ちください」
そういってコウメは外に出ていった。
外に何かあるのかな。 カチカチカチと、柱時計の音が店内に響く。
うーん、待ってるの暇いな。
ｺｳﾒ「…………ですから………少し」
ん？コウメが誰かと話してる。
ここには、私と、コウメ以外いないはずなんだけどな。
「コウメー？」
ｺｳﾒ「A様⁉️ どうしてここに？」
そこにあったのは、神社の本殿。
薄く輝いている狐と半獣型の少女がいた。
少しコウメに似ている。
？「あなたが新しき風龍族の姫君ですか」
輪と響く声。静かながらに、威厳が混じっている。
「は、はい 私がそうです」
？「申し遅れましたね 私は先代の狐霊守シラウというもの サルビア様の、守人だったものです」
「そうなんですか」
ｼﾗｳ「ええ、サルビア様とは姉妹のように育ちました その後サルビア様が、海軍に入られたのです それからは、あまり会いはしませんでしたが連絡を取ったりしてあなたのことを知っていました」
「そうなんですね、そんなこと聞いたことありませんでした」
ｺｳﾒ「そういえば、ネモフィイ様は？」
「ネモフィイはね、、ちょっと、、」
ｺｳﾒ「何かあったのですか？」
「色々あって、革命軍にいるの」
ｺｳﾒ「そんなところに、、」
「シラウさん？コウメを連れていっていいですか？」
ｼﾗｳ「コウメが一緒に行きたいならいいですよ コウメ、どうするか？」
ｺｳﾒ「私は行きたいですが、、」
ｼﾗｳ「私の体は大丈夫じゃ、気にせずお前のやりたいことをやればよい」
その言葉がよほど嬉しかったのか、コウメはポロポロと涙をこぼした。
ｺｳﾒ「ﾋｯｸﾋｯｸ、、A様っ、これからよろしくお願いします」
「うん、よろしくねコウメ」
ｼﾗｳ「世の中のことを何も知らない娘ですがよろしく頼みます コウメ、色々教えて差し上げるのですよ」
ｺｳﾒ「母様っ、わかっております 私どもの役目忘れたことはござりませぬっ」
ｼﾗｳ「ゆけ、サラバじゃコウメ」
コウメは泣きながら神社をあとにした。
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麗葉 - イゾウ推しなので嬉しいです！あと細かいんですけどマルコとイゾウって同い年だった気がします！これからも頑張って下さい！ (6月3日 22時) (
レス) @page1 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶色ネココ(プロフ) - ありがとうございます！ 頑張ります！m(*_ _)m (2019年11月18日 21時) (レス) id: 3efde21188 (このIDを非表示/違反報告)
デュラララ！！＆ワンピ - イゾウが出てきた時心の中がパラダイスでしたｗｗ次の小説も期待しています！ (2019年11月18日 19時) (レス) id: 70d2c1b84c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：抹茶色ネココ | 作成日時：2019年9月26日 18時
