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結局機嫌悪いまま

福岡到着して

アパートの近くでご飯。

亮哉「それ貸して」

「え??」

携帯触ってると

貸してって言われた。

亮哉「貸して」

「なんで」

亮哉「いいから」

「・・・ん」

携帯手渡すと

なんかいじってから

自分の耳に当てた。

「え。なにしてんの!?」

亮哉「・・・あ。もしもし」

「はっ!?!?」

亮哉「さっき電話貰ったんですけど・・・
登録してなくて・・・どちら様ですか??
・・・はい。Aの携帯です。あ。はい。」

ん。って渡された携帯は

電話が繋がったまま。

「だれ」

亮哉「・・・知らない」

「こわ。・・・もしもし」

一言声を発すると

『あ。もしもし』

って聞きたかった声。

分からない訳が無い。

「・・・え。」

錦『俺・・・錦戸』

「あ。・・・はい。分かります」

錦『電話・・・してんけど
男出たから・・・間違えた思って』

チラッと亮くん見ると

トイレ。って一言言って立ち上がった。

亮くんはきっと・・・

電話の相手が誰か分かってる。

そして気を使って席を立ったんだ。

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作者名:はちぶんぶん | 作成日時:2018年1月21日 1時

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