レンタル彼氏始めました。最終章(黄) (ページ7)

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プルルル

ってなり続ける機械音。

もお無理やろな。って思って

電話を切ろうとすると聞こえる声。

『もしもし』

「あ。え、と」

『誰ですか』

電話越しに聞こえた声は

男の声やった。

「あ。間違えました」

咄嗟に電話を切ると

章ちゃんがじっと見てくる。

「男やった･･･」

安「え？？間違えたん？？」

「･･･わからん」

合ってるはずやねんけど･･･

もしかして、彼氏やったりする？？

安「もっかいかけてみたら？？」

「もぉ、ええよ･･･」

誰ですか？？って聞いて

彼氏です。って言われたら

俺ほんま狂いそうやもん。

安「かけてみぃ？？」

「もぉええって」

なんなんやろ。

このモヤモヤ感。

ホンマに辛い。

初めて会った時だって

5ヶ月前だって

ほんまは彼氏おったかもしらんし

なんであの時

ちゃんと聞かんかったんやろ。

勝手に彼氏居らん思っとった。

大「電話したん？？」

安「男が出たらしい」

大「彼氏やったりしてぇ(笑)」

こいつはほんま

なんも考えんと

傷をグリグリえぐりよるな。