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錦戸side
結局あのまま寝ちゃって
起きた時には
Aちゃんはおらんかった。
次の日のLIVEで
見つける事はできかったけど
後から聞いた話やと
元彼は来おへんくて
その代わり高校時代の
女友達が来たらしい。
LIVEが終わった次の日はオフやったから
Aちゃんの実家にお邪魔した。
最初は驚いてたご両親も
最後は笑顔でまた来てって言ってくれて
めっちゃ嬉しなった。
しばらく会えへん日が続いたけど
電話やLINEで毎日繋がっとった。
付き合って1年。
最後に会ってから3ヶ月が過ぎた。
仕事の合間に電話すると
すぐに電話に出たAちゃん。
「あ。もしもしー」
《はいはい！！どうしたの？？》
毎日のやり取りで
やっと取れた敬語。
「合間やから電話してん
何しとったん？？」
《何って･･･仕事だよ？？》
「あ。そっか(笑)
今仕事中なん？？」
《うん。トイレで電話してるから》
「大丈夫なん？？」
《亮ちゃんが･･･》
「ん？？」
《なんでもないっ！！(笑)
少しなら大丈夫だよっ！！》
亮ちゃんが･･･
の続きはだいたい分かる。
遠距離で不安やから･･･
できるだけ早く出て。
って俺が言うたから。
束縛やと思ってへん。
不安やし寂しいし･･･
好きやからこその言葉。
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作者名：はちぶんぶん | 作成日時：2018年1月21日 1時
