レンタル彼氏始めました。最終章(黄) (ページ4)

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亮哉「寝るだろ」

車乗った途端

発せられた言葉。

「失敬な！！寝ないよっ！！」

亮哉「むしろ寝ろよ(笑)」

「なんでよっ！！」

亮哉「起きてるとうるさいから」

「うわ。酷。」

亮哉「はいはい。行くよー」

「はーい」

黒縁メガネかけて

ハンドル握る姿はイケメンなんだけど

亮ちゃん見ちゃったら

なんとも思わない。

「お盆休みいつまで？？」

亮哉「明後日まで」

「えぇ･･･送ってもらえないじゃん」

亮哉「俺を足に使うな」

「萎えたー」

亮哉「明後日までだけど
明明後日有給取ってある」

「え！？うそ！？まじ！？」

亮哉「うん。これやるわ。」

「･･･えっ！？なんで！？はっ！？」

ダッシュボードから取り出して

渡されたのは明後日のチケット。

「え。･･･名義が」

FCに入ってない亮くんだったのに

渡されたチケットの名義が

“山岡亮哉”になってた。

亮哉「遅くなったけど誕生日プレゼント」

「う、そ･･･」

亮哉「いらないなら返せ」

「いるいる！！ありがと！！
え。名義作ったの！？」

亮哉「２名義あった方が
倍率あがんだろ。」

んーっ！！

息とまりそうなくらい嬉しいっ！！

やっぱ持つべきものは親友！！

･･･元カレだけど。