レンタル彼氏始めました。最終章(黄) (ページ27)

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Aside

アンコール。

「きのせい？？」

亮哉「きのせいじゃないだろ」

ほぼ真上に居る亮ちゃん見てたら

こっち見ながら

錦「ほんまに愛してる」

って･･･。

自惚れてもいいですか？？

期待してもいいですか？？

あたしも･･･愛してます。

ほんとに好きです。

ぼけぇっとそんな事考えてると

いつの間にかアンコールも終わってて

目の前には章ちゃんと亮ちゃん。

安「彼女？？」

亮哉「友達です！！」

安「そっかぁー！！来てくれてありがとう^^*」

ちらっとこっち見て

ニコッと笑う亮ちゃん。

錦「ばぁーいばぁーい！！」

安「またねぇー！！」

って大きな声で叫んで

手繋いではけてった。

退場規制がかかる中

椅子に座ると

亮哉「がんばれ」

って隣に座る亮くんに言われた。

「うん。頑張る」

時間を見ようと開いた携帯。

錦《まってる》

その文字と一緒に送られてきた住所。

「亮くん･･･」

亮哉「ん？？」

「ここ･･･送って？？」

亮哉「･･･ん。」

退場規制にしたがって

会場を出て

無言のまま車に向かって歩いた。

車の中でも無言で

亮ちゃんに指定された場所に

あっという間に着いた。

「ありがとう」

亮哉「ん。頑張れよ」

じゃ。って手を振って

亮くんの車を見送った。