第3話 ページ5
KS「お手伝いさんというか、お世話係ですね！あいつら、壊滅的に家事が出来なくてですね。」
「はー…」
KS「お願いされてくれませんか？今の仕事は辞めてもらうことになってしまうのですが。」
「あー、そのお仕事はお給料あるんですか？」
KS「あるに決まってるじゃないですか！なかったら、ブラックですよブラック。」
「そ、そうですよねー。はは。」
KS「ダメですか？」
「うーん。ここから離れるんですよね。」
KS「そうなります。」
「弟もいるし。」
KS「そうですよね、すみません。こんなお願いしちゃって。」
「いっ、いぇ…」
SL「その仕事受けてやれば？」
「サラン！」
SL「俺は別に大丈夫だから。もう17歳だし。1人でも大丈夫。」
「サラン…」
SL「行ってこいって。今の仕事より絶対マシだよ。」
KS「え、今の仕事はダメなんですか？」
「残業しても手当もないし、その割には給料低いし、ボーナスも何も無い、休みも少ない、というか休んだら給料減らされるはでもー嫌。」
KS「やばいですね。」
「やばいです。」
SL「ほら、受けなよ。」
「うん…。受けますっ！その仕事！やらせて下さい！」
KS「ありがとうございます！！」
「じゃぁ、明日仕事に辞任届けだして…それから荷造り。」
KS「それでは、明後日車でむかえにきますね！」
「あ、ありがとうございます！」
SL「良かったね。ヌナ…」
「社長。今までありがとうございました。」
UY「いやー！やめないでください！Aさん！」
「ごめんね。決まったことだから。」
UY「うー。また、会えますか？」
「会える会える！」
UY「分かりました。頑張ってくださいね！先輩！」
「おう！」
「サランー、そこのやつとってー！」
SL「はいはーい。」
「ありがとう。あと、それも。」
SL「人使い荒い！！」
「ごめんって。」
SL「ごめんって思ってないだろ。」
「思ってる、思ってる。」
SL「ほんとかよ。」
「ほんとほんとー」
SL「うざーい。」
「早く終わらせないと、明日になっちゃーう！」
手際よく準備をおわらせるAとサラン。明日はカシュンが迎えに来る日だ。
「緊張してきた。」
SL「今！？」
「ううー。」
SL「唸るな。」
「うー。弟が冷たい。」
SL「ヌナー！大丈夫ですかぁー？」
「ぎゃー！くんなー！」
バタッ、ドターン！ガラガラガッシャン
「あーーーーーー！私の荷物ー！」
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作者名：りんご飴 | 作成日時：2018年8月10日 23時
