No.262 ページ30
ソラ｢私は、その日皆に助けられて檻を出た
勝手に出ていった私を怒ることもなく
謝る私を優しく抱きしめてくれて
私の治療のために各地を走り回って医者を呼んで来てくれて…
おかげで私の体に傷が残ることは無かったけれど
今でもたまにあの時のことを思い出す
鏡で自分の顔を見た時、自分の緋い目に時々恐怖する…
息が詰まって吐きそうになる事がある
それでもには皆がいるから生きていける…
…だからクラピカ、
あなたには酷いことをしたと思ってる
でも、どうかお願いだから
クモと闘わず手を引いて欲しい…
私は皆を死なせたくない……｣
話の途中、俯いてしまったクラピカ、
クラピカ｢私は…私はどうなる…っ！
同胞を殺された私の怒りはどうなるっ！！｣
ドンッ！と机を叩くクラピカ
わなわなと震える手がだらんと下がる
クラピカ｢でも、この怒りも…
お前からすればお門違いなものなんだろうな
悪い、頭を冷やしてくる｣
クラピカは立ち上がり、姿を消してしまう
ソラ｢…じゃあ私は帰るよ｣
キルア｢ソラ…｣
レオリオ｢クラピカの答え、聞いてかなくていいのか？｣
ソラ｢…手を引いてとはいったけど、
これは私の気持ちであってクモの総意ではないし、
クモが鎖野郎に報復するとなったら
私も止められない
クラピカが無理だと言うなら私はそれは仕方ないことだと思ってるし
クラピカが無理に止める必要も無い
もしクラピカがクモに立ち向かうようであれば、
私は私の知ってるクラピカの情報は全て提示するし
本気で潰しにかかる
どんな手を使っても…気をつけてね｣
3人をちらりと見ると、緊張した面持ちで飛び上がり
ファイティングポーズを取る3人
ソラ｢今言ったこと、クラピカにも伝えておいて｣
私はそれだけ言い残し出口へと向かった
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にょもす - ええとこで止まってますやん、主人公が走り出した、続きまってまふ (7月20日 7時) (
レス) @page32 id: 9b16fcae5b (このIDを非表示/違反報告)
Kan - すごく面白いです。続きがきになります！ (2020年9月14日 11時) (レス) id: 807bcc086e (このIDを非表示/違反報告)
猫マシュマロ(プロフ) - おもしろいです！夢主ちゃん大好きです！更新お待ちしております！ (2020年9月3日 20時) (レス) id: 374dad9b55 (このIDを非表示/違反報告)
k.k - 更新、待ってる。面白い。 (2020年8月16日 9時) (レス) id: db3fbbd863 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - 夢主さんが良い子過ぎる...可愛い！！！ (2020年6月6日 20時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nana | 作成日時：2020年2月15日 15時
