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You side
朝 、ぼんやりした頭で目を覚ます 。
ちょうど6時を指す時計を見て 、予定通り起きれていたことに一安心 。
そのあとは 、カーテンを開けて伸びをしてみたり 。漫画みたいだな 、なんてことを考えながら部屋をあとにした 。
『 … あ〜あ 、』
支度をしている間は 、とっても憂鬱 。
別に 、特別朝が苦手な訳でもないし 、だからといって得意な訳でもないけど 。
少〜しだけ 、嫌なことがある 。まあそれはあとのお話ね 。
女子力の欠けらも無い朝の支度は終わって 、誰もいない自室に「いってきます」と呟いた 。
朝早いせいか 、人通りの少ない道をとぼとぼと歩く 。ここからが憂鬱なんだよな〜 。
数分後 、あるアパートの前で足を止めた 。
私を包む嫌悪感とは真逆に 、足は淡々と2階へ進んでいって 。意外と習慣は怖いな 、なんて 。
目的の部屋の前で一息 。そのあと 、静かにインターホンを鳴らした 。
何度鳴らしてみても応答がない 。これは 、確実にめんどくさい証拠 。
『入るよ 、』
なんて言っても言わなくても変わらないような言葉を口にして 、遠慮なくその部屋にお邪魔した 。
案の定 、お腹丸出しの憂鬱の元は 、気持ちよさそうな顔でスヤスヤと眠っている 。私は今から 、この5歳児を起こさなくちゃいけないんだ 。
『 … テヒョンくん〜 … 』
いつも以上に無気力な私の声は 、物の少ないこの部屋で無駄に反響して消えていった 。
その代わりに 、彼の唸り声が響く 。
『お願いテヒョンくん 。起きて』
今日は珍しく交渉をしてみようかな 、なんて毎朝作戦を考え始めちゃっている私 。なんだかんだ楽しんじゃってるんだ 。
『テヒョンくん 、朝だよ』
それでも 、全く起きる様子がない 。
『テヒョンくん 、』
最後の一手 、頭をサラリと撫でてみる 。
TH「んん、… おはよ」
相変わらずの四角い口で笑う彼は 、幼い そんな言葉が1番似合う人 。
ふと脳裏に 、“赤ちゃんは 、頭を撫でると起きることがあります” なんて言う本の一節が 浮かんじゃった 。
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和堂 桜(プロフ) - おー！！！続編ですか！？出来たら嬉しいです！！めっちゃ楽しみにしてます！ (2019年8月31日 12時) (
レス) id: 46ecf93e38 (このIDを非表示/違反報告)
tomato0707zz(プロフ) - 続編読みたいです！これからも頑張ってください！ (2019年8月30日 16時) (レス) id: 130adcd826 (このIDを非表示/違反報告)
ほば ｯ(プロフ) - 和堂 桜さん» コメントありがとうございます。作者の身勝手な判断により不快にさせてしまっていたら本当に申し訳ございません。ここまで読んで下さり光栄です。ありがとうございました。 (2019年3月20日 2時) (レス) id: 52280eb950 (このIDを非表示/違反報告)
和堂 桜(プロフ) - 残念です (2019年3月19日 15時) (レス) id: 46ecf93e38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほば ｯ | 作成日時：2018年11月20日 3時
