�� ページ12
「何してんねんお前!!」
いつものようにキレたボドカさんが、スタさんの頭をバシッ、と叩いた。
「痛ったあ!何すんだよ!」
「こっちの台詞やそれは!何警察をアジトに連れてきてんねん、アホか!」
「ボドカさんすいません…。一応さっき退勤したので、GPSは切れてますし、見なかったことにするんで。むやみに歩き回ったりしませんし。」
「いやAちゃんは悪くないんよ。悪いのはこいつやから。まあ場所自体はほぼばれてるようなもんやしな」
「じゃあそんな怒んなくてもいいじゃん」
「お前は黙っとけ!とりあえず釈迦さんに連絡したから大丈夫やけど、警察が突入してきたらどうするつもりやったんや!」
もう一度、ボドカさんがスタさんを強く叩く。
バイクに乗せられて、なんとRIDDLEのアジトにまで連れてこられた私は、大きなテーブルに座らされて、ボスのボドカさんに事情を聞かれていたのだった。
「あ、Aちゃんだ」
「おお!え、何してんの」
ボドカさんが説教を続けようとしたその時、よいちちゃんとなるせさんが部屋に入ってきた。
「よいちゃん、なるせさん、おはようございます〜」
「で、スタンミは何で怒られてんの？」
「なあ聞いて!こいつ勝手にAちゃんのこと誘拐して、アジトに連れてきてん!Aちゃん警察やのにさぁ」
「それはスタさんが悪いね」
よいちゃんがジトッ…とした目でスタさんを見る。スタさん、よいちゃんからの信用無いなあ…。
「は!？よいちゃんまでひどくない？俺はただAちゃんをバカンスにつれていってあげようと思って…」
「なら説教されてる場合じゃなくない？」
「それはそう」
「Aちゃん行きたいとこないの？」
「えぇ？えーっと…遊園地とか？」
「いいじゃん遊園地!よし、そうと決まったら今から行こう」
「い、今から？」
そのままスタさんに背中を押されながらアジトを出て、さっきのバイクに乗った。
「じゃ、出発するか」
あれ、今の声…
不思議に思って横を見ると、RIDDLE一同がそれぞれバイクや車に乗っている。
「Aちゃん、俺らもついてって良い？」
そう言ってきたのはさっきまでいなかったバニラさん。いつの間に。
「いいですよ〜」
「良くない!」
スタさんが不満そうに叫んだ。
「あっ、スタさんごめん。人数多いほうが良いかと思って」
「おや、まあいいよ、全然大丈夫。はやく行こ」
そう言ってスタさんはバイクを発進させた。
「何だよー、Aちゃんと2人で行こうと思ってたのに」
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流 - 見つけたので読んでみたら懐かしくなってロスになってしまいました！凄く良いお話ばかりですね。更新があればkneさんのお話待ってます！ (4月21日 2時) (
レス) id: 3b26bb41f1 (このIDを非表示/違反報告)
lemon - リクエスト書いてくださって本当にありがとうございます！しゃかさんの口調が本当に大好きなので上手くトレースされていてスラスラ引っかかることなく読めました！私が見たかった話そのもので本当にめちゃくちゃ好きです😘 (12月26日 9時) (レス) id: 07a8a3ab03 (このIDを非表示/違反報告)
ねるねる(プロフ) - ありがとうございます!そう言ってもらえるととても嬉しいです! (12月6日 21時) (レス) id: 4974eeeb32 (このIDを非表示/違反報告)
miyaana(プロフ) - 好きです！応援してます！ (11月24日 17時) (レス) id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねるねる | 作成日時：2023年10月22日 22時
