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通知が来た途端、空気がピリッとしたものに変わる。
「客船かよー。俺ヘリ出しまーす」
「わたしパトカーで行くね!お姉さん呼んできて良い？」
「まんさやさんね、いいよ呼んできて。全く、風邪が流行ってるって言うのに、豪華客船なんて営業してんじゃねーよ」
「バニラ連れてパトカーで行きます。銃なしでボートの運転なら大丈夫ですか？」
「今許可した」
一斉に動き出す同僚たちに置いていかれるまいと、急いでパトカーに乗り込む。
すぐに乗り込んでこないバニラを不審に思って窓の外を見ると、釈迦さんと何か話す様子が見えた。
「ここ行って。ボート出すから」
「おっけ、飛ばしていくわ」
遅れてきた彼はエンジンを踏み込み、勢いよくカーブしたパトカーは大通りに出た。
「今車乗るの遅れたじゃん」
「釈迦さんと何かしゃべってたね」
「脅されたんだよね」
「脅された？」
「うん、Aさんのこと裏切ったら許さんからな、地獄まで追いかけるぞって」
ニヤっと笑う釈迦さんの顔が浮かんできた。
「あのさ、釈迦さんがさっき私たちのことからかったの、あれわざとだと思う。警察の人たちが受け入れやすいように話もっていってたし」
「そのついでに俺を囲い込んだね。警察上層部まじでこえー」
確かに、あの話の流れで、警察側に信用させるだけじゃなくて、バニラ側に圧力もかけてたのか。
本当に頭の切れる上司だなぁ。
「元から裏切る気なんてないけどね。まあ釈迦さんは前から認めてくれてそうな感じだし、問題はさささんかなあ」
「え、前からって？」
「ちょっとでも信用してもらえないかと思って、通報とか情報提供とかしてるんですよ、釈迦さんに。そろそろちゃんと付き合いたいしね」
「そんなこと思ってたの？」
「ちゃんとこれからのことも考えてるから。それにAが彼女ですよって言いたいし。他の男にちゃんと牽制させてよ」
「そっか…」
関係を前進させたいと思って行動してくれていることに、思わず涙が出そうになった。
諦めなくて良い、未来は私達次第なんだ。私も頑張らないと…
「はい着いた」
エンジンを切ったバニラの腕をつかむ。
「いつもありがとう、バニラ。…だ、大好きだよっ」
勢いに任せて頬にキスをする。そしてその勢いのまま車から出た。
「え、ちょっとお姉さん!？こーゆーことしてくれたの初めてじゃない？？？めっちゃ嬉しいんですけど!？あのもう一回してもらうことって――」
そうして2人は停泊所の坂を勢いよく下っていった。
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しぃ(プロフ) - わわわわ！！vnlさん！！！ありがとうございます！！！めっちゃいい！！キュンキュンしました！！！ (10月17日 23時) (
レス) id: 09b9babe7c (このIDを非表示/違反報告)
れ - 本当にまた来てくれるの嬉しすぎますよね！リクエストも書いてくれると宣言しとくださってありがとうございます！すごく楽しみに気長に待っていますね！新しい章も楽しみにしてます！一緒にGTAが戻ってくるまで待ちましょうね！ (10月17日 15時) (レス) @page49 id: 0e2a34e66e (このIDを非表示/違反報告)
umineko(プロフ) - ねるねるさん» 書いて頂けるんですか！？ありがとうございます🙇♀️救急隊女子も参加するとか最高です！いつまででも待つんで自分のペースで頑張って下さい！！ (9月27日 0時) (レス) id: 79e6e18a4b (このIDを非表示/違反報告)
ねるねる(プロフ) - uminekoさん» ありがとうございます!警察女子会でよければ書けると思います!もしかしたら救急隊女子とかも参加するかもしれないです! (9月11日 0時) (レス) id: 4974eeeb32 (このIDを非表示/違反報告)
umineko(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。ほんっっとに良ければでいいのですが、サポートさんのツーショットでオイルリグベイトになってしまった事件？に夢主が加わってもっとカオスになった、とかロスサントス警察女子会in遊園地を読んでみたいです！長文失礼しました (9月3日 23時) (レス) @page4 id: 79e6e18a4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねるねる | 作成日時：2023年8月3日 9時
