石を穿つ /vnl ページ43
※このお話は「塩を送る」の続編です。
「あー…疲れたぁ」
雲一つ無い青空の下、私はパトカーの中でホットドッグを食べていた。
マスタードの味が口に広がるとともに、「最近警察が少ないから売り上げが減っている」と嘆いていた乾殿の顔が浮かぶ。
(さすがにずっと一人でパトカーはきついな…)
スマホを開いて、出勤している警察官の数を確認するけれど、深夜からずっと5人だ。こんな限界警察はいつぶりだろうか。
ふとニュースアプリを開くと、『あなたも要注意!ロスサントス全域で風邪流行中』という見出しが躍っていた。
『警察や救急隊内でも流行しており、健康な市民の生活にも影響が発生する恐れがあります。筆者も昨日から咳とくしゃみの症状に悩まされており、一刻も早く収束してくれることを願うばかりです』
「いや、ぐちつぼさんも風邪ひいてんじゃん」
体調不良のわりに痛いとこついてくるなあ、とため息をつきながら天井を見上げた。
現在、ロスサントスでは風邪が大流行している。
それは警察も例外ではなく、いつもの長時間勤務で疲れている人が多かったのだろう、大部分の警察官が現在療養中である。
署長、かなかな、なずぴの3人に至っては、無理矢理出勤してパトロールに向かおうとしたので、呆れたらっだぁ院長によって強制入院させられている。
元気な警官で何とか当番を回しているものの、数日間にわたる過労によって機動力がだんだん落ちてきている。連勤で疲労がたまった警官が風邪にかかる、という悪循環も発生しており、1度もかかっていない警官はもはや私、釈迦さん、アルファさんしか残っていない。
今朝も、「取り分が増えて儲かると思ったのに、検挙率下がってんじゃねえかクソ」と松葉杖をつきながら釈迦さんが悪態をついていた。
ホットドッグは瞬く間に胃の中へ消えていったので、無線に「A昼休憩上がりました」と報告を入れ、パトカーのエンジンを入れる。
警察タブレットを確認しようと開いたとき、いきなり助手席のドアが開いたので、テーザー銃を勢いよく構えた。
「なんだ、バニラじゃん」
「そうだよ、俺撃たれるかと思って焦ったわ」
「いきなり入ってくる方が悪いよ」
乗り込んで来たのはRiddleの一員、バニラだった。
「仕事中なんだけどなんかあったの？タレコミとか？」
「いやー、警察が足りてないって聞きまして」
やや警戒ぎみの私の顔を見て、彼はニヤっと笑いながら言った。
「俺のこと、ドライバーとして雇わない？」
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しぃ(プロフ) - わわわわ！！vnlさん！！！ありがとうございます！！！めっちゃいい！！キュンキュンしました！！！ (10月17日 23時) (
レス) id: 09b9babe7c (このIDを非表示/違反報告)
れ - 本当にまた来てくれるの嬉しすぎますよね！リクエストも書いてくれると宣言しとくださってありがとうございます！すごく楽しみに気長に待っていますね！新しい章も楽しみにしてます！一緒にGTAが戻ってくるまで待ちましょうね！ (10月17日 15時) (レス) @page49 id: 0e2a34e66e (このIDを非表示/違反報告)
umineko(プロフ) - ねるねるさん» 書いて頂けるんですか！？ありがとうございます🙇♀️救急隊女子も参加するとか最高です！いつまででも待つんで自分のペースで頑張って下さい！！ (9月27日 0時) (レス) id: 79e6e18a4b (このIDを非表示/違反報告)
ねるねる(プロフ) - uminekoさん» ありがとうございます!警察女子会でよければ書けると思います!もしかしたら救急隊女子とかも参加するかもしれないです! (9月11日 0時) (レス) id: 4974eeeb32 (このIDを非表示/違反報告)
umineko(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。ほんっっとに良ければでいいのですが、サポートさんのツーショットでオイルリグベイトになってしまった事件？に夢主が加わってもっとカオスになった、とかロスサントス警察女子会in遊園地を読んでみたいです！長文失礼しました (9月3日 23時) (レス) @page4 id: 79e6e18a4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねるねる | 作成日時：2023年8月3日 9時
