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「釈迦さん、ありがとうございます」
ボートを走らせている釈迦さんの横で、俺はマップを開きながら言った。
「いや、救急隊いてくれた方が本当にありがたいし。早く救助しないとAさん危ないからね、こっちで合ってる？」
「はい、あと1kmくらいまっすぐ進んでください」
あちこちでボートが走り回っていて、警察の必死さが見てとれる。
「Aさん、よくきなこさんに治療頼んでるらしいね」
「知ってるんですか？」
「バディ組んだときにきなこさんが救急隊に復帰した話を嬉しそうにしてたからね。たとえギャングでも、Aさんに信用できる救急隊ができて安心してた」
釈迦さんが穏やかな顔で言う。
「なんか、釈迦さんお父さんみたい」
「そう？…まあ、Aさんは署の中だとけっこう新人な方だからね、わりとみんなにかわいがられてるのはあるね。ここであってる？」
「はい、俺こっち側探してみます」
「おっけー、じゃあ反対側行くわ」
そう言って俺たちは海の中へ飛び込んだ。救難信号が出された場所から流れにしたがって泳いでいくと、Aちゃんが沈んでいるのが見えた。
(Aちゃんいた!まだ意識あるかな…)
Aちゃんを抱えて、俺はなんとか海面に顔を出した。ボートからはかなり離れてしまっていた。
「Aちゃん、意識ある、大丈夫？起きてたら返事して？」
「…きなこさん？助けに来てくれたの？」
「よかったぁ…。今ボートに向かって泳いでるからね、もうちょっと頑張って」
「はーい…。来てくれて助かったよ、救助に来るのめっちゃ早いねぇ…」
その言葉に胸が痛んだ。多分犯人が俺らだってまだ気づいてないんだろうな。
ボートに戻り、大声で釈迦さんに無事を伝えたあと、俺は急いで応急手当に取りかかった。
ちょうどボートに乗ってきた釈迦さんが、Aちゃんを見てほっとした顔をした。
「きなこさんがいつも来てくれるから助かるよ。私安心して事故にあえるもん」
「安心しちゃだめだよ？Aちゃんの通知入った時いっつも焦ってるからね？」
ふふ、とAちゃんが笑う。こっちからすれば全然笑い事じゃない。
気になっている女の子がケガしてたら焦るに決まってる。しかも、警察という職業上、危ないケガばかりなのに。
「もうきなこさんは私の主治医みたいだね」
「主治医？」
思わず顔を見たけれど、体力が尽きたのか、彼女は静かに息をたてて眠りについてしまっていた。
「主治医、かぁ…」
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しぃ(プロフ) - わわわわ！！vnlさん！！！ありがとうございます！！！めっちゃいい！！キュンキュンしました！！！ (10月17日 23時) (
レス) id: 09b9babe7c (このIDを非表示/違反報告)
れ - 本当にまた来てくれるの嬉しすぎますよね！リクエストも書いてくれると宣言しとくださってありがとうございます！すごく楽しみに気長に待っていますね！新しい章も楽しみにしてます！一緒にGTAが戻ってくるまで待ちましょうね！ (10月17日 15時) (レス) @page49 id: 0e2a34e66e (このIDを非表示/違反報告)
umineko(プロフ) - ねるねるさん» 書いて頂けるんですか！？ありがとうございます🙇♀️救急隊女子も参加するとか最高です！いつまででも待つんで自分のペースで頑張って下さい！！ (9月27日 0時) (レス) id: 79e6e18a4b (このIDを非表示/違反報告)
ねるねる(プロフ) - uminekoさん» ありがとうございます!警察女子会でよければ書けると思います!もしかしたら救急隊女子とかも参加するかもしれないです! (9月11日 0時) (レス) id: 4974eeeb32 (このIDを非表示/違反報告)
umineko(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。ほんっっとに良ければでいいのですが、サポートさんのツーショットでオイルリグベイトになってしまった事件？に夢主が加わってもっとカオスになった、とかロスサントス警察女子会in遊園地を読んでみたいです！長文失礼しました (9月3日 23時) (レス) @page4 id: 79e6e18a4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねるねる | 作成日時：2023年8月3日 9時
