�� ページ12
「叶くんちょっと横になろうか」
「なんで？僕まだ動けるよ」
不満そうな顔をした叶くんを無理やり寝かせる。
「叶くんが大丈夫っていってもこっちは全然大丈夫そうに見えないよ。昨日からものすごい検挙数だし、寝てないんでしょ？絶対疲れてるよ」
「えへへ、検挙したらAちゃんに会えるなって思って張り切っちゃった。いつもヘリ乗ってるから仕事中は会えないでしょ？」
ふにゃあ、と笑う叶くん。嬉しいこと言ってくれるなぁ、そう思うと同時に、さっきの劣等感がちくりと私の心を刺してくる。
「…ごめんね叶くん。叶くんは私に会いたくて頑張ってくれてたのに、私さっき、叶くんと自分を比べちゃって勝手に落ち込んでた」
「なんで落ち込むの？Aちゃんいっつも優秀じゃん。僕はそう思ってるし、みんなもそう言ってるよ？」
「でも、よくチェイス撒かれたりヘリ墜落させたりしちゃうし…」
「いやさささんだってときどき事故ってるんだから、ヘリって難しいんだよ、やっぱり。それでもAちゃんはよく頑張ってると思うし、空からのIGLいつも助かってるんだけどなぁ」
「ほんとに？」
「本当だよ。そもそも僕ヘリの操縦苦手だし、ずっとすごいなって思ってる」
「かなえく〜ん！！！」
「よしよし、いつも頑張っててえらい！」
叶くんが私の頭を撫でてくれる。さっきまでの劣等感なんてどこかに行ってしまった。叶くんに優秀って思ってもらえてたことがすごく嬉しいな。
これからもそう言い続けてもらえるように、ヘリ復帰したらもっと頑張らなくちゃ！
「そうだ、」
横になっていた叶くんが上体を起こした。
「僕もうそろそろ署で寝泊まりするのやめて、家買おうと思ってるの」
「ついに叶くんもマイホーム？いいねぇ」
「それで提案なんだけど、Aちゃんと一緒に住めたら、僕もーっとお仕事頑張れちゃうんだけど、どうですか？」
「いいの？私も一緒に住みたい！」
「やったぁ！じゃあ今度内見行こう？」
「うん！」
嬉しいな。叶くんと一緒に住めるなら、私だってもっと仕事頑張れちゃうよ。
それで、今よりもヘリの操縦上手くなって、叶くんみたいにたくさん検挙に貢献できたら、きっと劣等感なんて感じなくなる。
「叶くんは…寝ちゃったか」
いつの間にか、叶くんは私の横で静かに寝息をたてていた。やっぱり疲れてたんだろうな。
「今日はお疲れ様、よく休んでね」
私は叶くんにそっとブランケットをかけて、報告書作業に戻っていった。
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しぃ(プロフ) - わわわわ！！vnlさん！！！ありがとうございます！！！めっちゃいい！！キュンキュンしました！！！ (10月17日 23時) (
レス) id: 09b9babe7c (このIDを非表示/違反報告)
れ - 本当にまた来てくれるの嬉しすぎますよね！リクエストも書いてくれると宣言しとくださってありがとうございます！すごく楽しみに気長に待っていますね！新しい章も楽しみにしてます！一緒にGTAが戻ってくるまで待ちましょうね！ (10月17日 15時) (レス) @page49 id: 0e2a34e66e (このIDを非表示/違反報告)
umineko(プロフ) - ねるねるさん» 書いて頂けるんですか！？ありがとうございます🙇♀️救急隊女子も参加するとか最高です！いつまででも待つんで自分のペースで頑張って下さい！！ (9月27日 0時) (レス) id: 79e6e18a4b (このIDを非表示/違反報告)
ねるねる(プロフ) - uminekoさん» ありがとうございます!警察女子会でよければ書けると思います!もしかしたら救急隊女子とかも参加するかもしれないです! (9月11日 0時) (レス) id: 4974eeeb32 (このIDを非表示/違反報告)
umineko(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。ほんっっとに良ければでいいのですが、サポートさんのツーショットでオイルリグベイトになってしまった事件？に夢主が加わってもっとカオスになった、とかロスサントス警察女子会in遊園地を読んでみたいです！長文失礼しました (9月3日 23時) (レス) @page4 id: 79e6e18a4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねるねる | 作成日時：2023年8月3日 9時
