story4 ページ6
｢ねぇ、Aちゃん。あそこのカフェ行って作戦会議しよか｣
｢はい！｣
テクテクと2人で歩きながら向かう。不破さんは、本当にお兄さんみたい。隣にいると安心する。
ーチリン
店内へ入る。店内は、木材をふんだんに使用したオシャレなデザイン。昔明那と一緒に行った、あの店に似てる。明那可愛い顔してるからさ、ブラックコーヒー頼んだとき、女性の店員さんに｢……えっ？……｣ってガチトーンで言われてて、笑ったな〜。
ーでも、この出来事も明那は覚えてないんだ。
胸に痛みが走る。ダメだよ、私。この痛みにも慣れていかなきゃ。
｢Aちゃん、大丈夫そ？｣
不破さんが、心配そうな顔をしながら覗いてきた。
｢…だ…大丈夫ですよ。｣
｢そんなわけないやろ……｣
不破さんは今まで聞いたことない低い声で、そう呟いた。
｢なぁ、Aちゃん……俺の事さ、頼ってよ……1人で抱え込まないでさ。｣
彼は眉を八の字にしながら、切なそうな瞳でそう呟く。
｢……ふ……わさ…ん｣
不破さんの優しさに涙が溢れて止まらない。本当は大丈夫なんかじゃなかった。私が人生で1番愛している明那が私のことを忘れてしまったんだから。誰かを頼りたかった。でも、心配させたくなくて頼れなくて。そんなループを繰り返してた。
｢俺にさ、Aちゃんの気持ちぶつけてもいいんよ。相談だってあったら、何度でも相談しな……俺は迷惑なんて思わんから……｣
先程から涙が溢れて止まらなくて、不破さんにありがとうございますって伝えたいのに、出てこない。
｢さて、Aちゃんが泣き止んだら、作戦会議しよか！｣
そう言い、不破さんは微笑んだ。彼の優しさに私は救われた。感謝してもしきれない。
言葉に出して伝えられなかったから、せめて心の中だけでも伝えさせてください。
ー不破さん。ありがとうございます。
_______________
皆様お久しぶりです！全然更新してなくてすみません！
テスト終わった開放感で、ネッ友さんとずっとスペで話をしていたため、小説更新してませんでした(汗)
その間に、たくさんの評価を頂き、誠にありがとうございます！とても嬉しいです！まさか、こんなに伸びると思ってなくて、未だに現実味が湧きません(泣)
評価やコメントなど頂けると、作者泣いて喜びます！！
これからも、学業との両立で亀更新になると思いますが、最後までお付き合いいただけると幸いです！
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なむ(プロフ) - ゆきさま。さん» 前作に引き続きコメントありがとうございます✨最高って言って貰えるのほんと嬉しいです！暫くは、こちらの更新がメインとなりますか、楽しんでいただけると幸いです🤭 (2022年5月19日 0時) (
レス) id: 8d4561857b (このIDを非表示/違反報告)
ゆきさま。(プロフ) - axsaの作品最高すぎてこちらにも飛んできてしまいました、、最初も最高すぎです😭 (2022年5月18日 21時) (レス) @page3 id: 1b51703f3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なむ | 作成日時：2022年5月18日 13時
