紅一点は男前？6 (ページ41)

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dt side

一旦俺たちの撮影が終わり、交代すべくテントに戻ると
やっぱり話の中心はみんなの目線の先にいる小さな天使だった。

Jrにも小さな子がいて可愛いなと思うけど、さらに小さな子となるとまた話が変わってくるよね。

fk｢あぁ…まじで可愛い。｣

A｢連れて帰りたい。｣

fk｢分かる。｣

iw｢おい、犯罪者ども。今すぐ離れろ。｣

力で照に勝てるわけないからね。
ふっかとAは首根っこを掴まれて離された。

nb｢ふははっ！残念だったな！笑｣

今度は俺と翔太が可愛いらしい天使に近づいてみる。

nb｢うわ、スベスベ！羨ましい〜｣

美容オタクの血が騒いだのか翔太がぷっくりとした頬に触れた時

｢んんっ...｣

nb｢へっ！？｣

天使のお目覚めだ。

寝起きで頭が起きていない子供とびっくりして動けない翔太。

dt｢……ねぇ、いつまで見つめ合ってるつもり？｣

nb｢あっ、いや…えぇ、っと……交代！！｣

dt｢えぇっ！！｣

急に腕を引っ張られて翔太と入れ替わった俺はとりあえず声をかけてみることに…

dt｢おはよう。よく眠れたかな？｣

｢…………うん。｣

ぽかんとしてたけどなんとか返事をしてくれた。

dt｢僕はね、だて。っていうの。君のお名前は？｣

｢だて。｣

dt｢……うん。それは俺の名前だね。

君は？お名前なんて言うの？｣

まさか名前を呼ばれるとは…笑

右手をマイクの変わりに口元へ近づけると名前を教えてくれた。

｢ゆうくんだよ。｣

dt｢そっか、ゆうくんはじめまして。｣

警戒はされていないみたいだからゆうくんの手を取って握手をした。

ゆ｢はじめまして！｣

満面の笑みで握った手を上下に振るゆうくん。

本当に天使なのではないだろうか。

dt｢ゆうくん、僕ね今日お友達と来てるんだけど
みんなゆうくんとお友達になりたいんだって。

なってくれるかな？｣

少し横にズレて4人が見えるようにしてやるとふっかとAがすかさず手を振った。

ゆ｢……いいよぉ。｣

少し不安そうな顔をしたけど大丈夫そう。

椅子から降ろし手を引いて4人の元へ連れていった。

A｢おはよう！私はAです！お友達になってくれるかな？｣

ゆ｢いいよ！｣

A｢やったー！！嬉しいなぁ。｣

さすがだなぁ。

ゆうくん、あっという間に笑顔になっちゃったよ。

この後3人も自己紹介をして、ゆうくんを交えて遊んだ。