紅一点は男前？6 (ページ39)

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fk side

なんとかAを外に連れ出すことに成功した俺たちはこの後どうやって送り届けるかを必死に考えていた。

A｢やっぱり〇〇さんの怪談はすごいよねぇ！

リアルだしいい声だしいくらでも聞ける！｣

iw｢やめて。ご飯の時くらい別の話しようよ。｣

A｢えぇ〜？だって最近怪談しか聞いてないから話のネタがないんだもーん。｣

fk｢なんでまた怪談にハマるかね…｣

A｢たまたまオススメに出てきて見始めたらもう止まらなくって！！｣

iw｢誰だAのオススメに怪談出したヤツ…｣

fk｢おぉ落ち着け落ち着け。わら｣

ご飯中も怪談話が止まらないAに俺と照はもうヘロヘロ。

Aがお手洗いに行った隙に舘さんと阿部ちゃんに連絡をするも2人とも夜まで仕事。

翔太と佐久間は既読すらつかない。仕事中か。

目黒と康二はロケって言ってたし、最年少のラウを差し出すわけにもいかず解決策がないまま車まで戻ってきてしまった。

iw｢さて、どうする？どっか行きたいとことかあるなら移動するけど？｣

A｢私は特にないかな〜この前買い物したし。｣

ヤバいヤバいヤバい。何か捻りだせ俺……

fk｢あぁ…俺は｣

A｢てか2人ともビビってんでしょ？笑｣

fk.iw｢｢へっ！？！？｣｣

A｢いや、分かりやすすぎるから！！

どうにか家に戻らないようにしたいんだろうけど無理だからね？明日は全員でのお仕事だけど昼からだもんね？
今日はまだまだこれからよ〜？♪♪｣

iw｢悪魔だ……｣

どんな怪談よりも怖い奴が目の前にいたわ。

ここまで来たらもうおしまいだ…

俺に関しては巻き込み事故だけどこのまま照に押し付けるなんてことしたら事故では済まなくなりそうだし

大人しく照の家に戻るしか選択肢はないのか…

この日は舘さんの仕事が終わるまで怪談に付き合わされ
Aが帰った後もビビり散らかしてた俺たちは数年ぶりに同じベッドで寝た。

翌日

明らかに顔色の悪い俺と照に加えて俺らでも分かるくらいテンションの低い舘さん。

心配してくるメンバーに昨日のことを話すと心底哀れんだ目で見られちゃったよ。

dt｢ハマるのはいいけど加減というものを知ってほしいよね。｣

まぁ、Aの怪談好きはこの後さらにヒートアップして犠牲者が増えることになるんだけど。笑

次はもうちょっと可愛いものにハマってくれないかなぁ…

なんてね。わら