紅一点は男前？6 (ページ33)

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事故です。ページ33

nb side

風によろめいてしまったあの日から照とトレーナーさんの力を借りて筋トレに励んでいる今日この頃。

思わぬ形で自分の体つきが変わったと実感してしまった。

それは数分前の出来事。

フォーメーションの確認で曲を流しながら踊らずに位置の移動だけしてたんだけど、それが良くなかったんだよな。

スムーズに交差できるはずの所で思いっきりぶつかってしまった。

A｢うわぁっ！？！？｣

nb｢おわっ！？｣

他の奴ならまだしもAとぶつかってしまった。

俺とぶつかったAは、控えめに言って

飛んでった。

正面衝突じゃなかったのが逆にダメだったのかも…
肩のぶつかり合いって結構衝撃あんのな。

sk｢A！？大丈夫？｣

俺とAの声に反応して全員の動きが止まって

一部始終を見ていた佐久間がすかさずAを立たせる為に駆け寄る。

A｢……びっくりしたぁ。しょっぴー大丈夫？｣

nb｢それこっちのセリフな？

すまん、ちゃんと見てなかったわ。お前こそ大丈夫？｣

A｢全然大丈夫！私も見えてなかったし、ごめんね〜｣

sk｢いやぁ、今のは軽く事故だったぞ？｣

nb｢え？｣

mm｢まじまじ、Aちゃん吹っ飛んだし(笑)｣

目黒も見てたらしい。

ぶつかった瞬間のことを2人が話すとみんなかなり驚いてた。

fk｢なべとぶつかって飛んでくって、、Aちゃんと飯食ってる？｣

A｢食べてるわ！筋トレもしてる！！｣

ru｢てことはしょっぴーが強くなったってこと！？｣

nb｢……まじか。｣

A｢涼太かめめとぶつかったと思って顔上げたらしょっぴーなんだもん。びっくりした(笑)｣

iw｢Aには申し訳ないけど、翔太やったな！笑

最近トレーニング増やした甲斐あったじゃん。｣

嬉しいけどちょっと複雑だわ！

kj｢Aちゃんかて体幹相当強いのに、ようそんな飛んだな？｣

A｢役作りで体絞る方のトレーニングに変えたからかも。｣

ab｢なるほど。そりゃ余計に吹っ飛ぶわけだ。｣

fk｢まぁ、怪我してないならオールOKよ。

さ！続きやろうぜ〜｣

dt｢次は気をつけなね。｣

｢｢はーい。｣｣

筋トレが身になってるのは分かったけど
こんなんじゃ素直に喜べなくね？笑

そして次の日、Aの肩にしっかり痣ができて大騒ぎになった。

nb｢まじでごめん。｣

A｢気にすんな。｣

……うちの子は強い。