紅一点は男前？6 (ページ11)

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you side

さすがに衣装のままだとすぐにバレそうだから、近くにいたスタッフさんにパーカーを借りて衣装の上から羽織ってみた。

A｢うん！これならいけるかも！｣

スタッフさんに後でパーカー返しますって伝えた後
マネージャーさんとお喋りしながらみんなを観察した。

15分後……

そろそろ本番の時間が迫ってきたっていうのに

A｢ねぇ、まだ喋ってんだけど。｣

確かに自分たちの出番以外は表に出ないけどさ…

A｢みんなギリギリまで喋るんじゃん。｣

私のことをここまで放ったらかしにするんだね？

いつも私と他の人が関わらないようにしてるくせに。

だんだん女王様みたいな思考になっていく私。
まじ何様だよ。笑

A｢こんなに放置されることある？｣

マネ｢ま、まぁまぁ。久しぶりに会えた人たちもいるからさ？本番が良ければ問題ないし？｣

A｢ねぇ、それ全然フォローになってない！！｣

だんだんイライラが増してきた私に慌てたマネージャーさんが放った言葉はむしろメンバーのフォローをしているじゃないか。

A｢はぁ、、、もう私の味方はこのパーカーを貸してくれたスタッフさんだけだね…｣

マネ｢……それ、メンバーに言わないでよ？｣

A｢なんで？｣

マネ｢後がめんどくさくなるから。｣

A｢？？？｣

意味わかんない。

A｢そろそろオコなんだけど私。｣

ｶｼｬｯ!!

A｢ん？なんで今写真撮った？｣

マネ｢まぁ、そんなカリカリすんな！な！｣

電話がかかってきたマネージャーは、じゃ！とどこかに行ってしまった。

A｢はぐらかされた…｣

内心モヤモヤしながらマネージャーからみんながいる方に視線を向ければ、、、

さっきとは真逆の光景が広がっていた。

iw｢A？どこ行った！？｣

fk｢えっ！？誰か一緒にいたんじゃないの？｣

nb｢涼太は？なんか知らねーの？｣

dt｢いや、Aがメイクに行く前に亀梨くんに呼ばれて…その後は分からない。｣

若干パニック気味の4人につられて残りのメンバーたちも集まってきた。

sk｢どうしたでやんすか？｣

ab｢何かあった？｣

iw｢Aがいない。｣

mm｢えっ！まじで？迷子？｣

kj｢電話は？…あ、今衣装やから持ってないか。｣

ru｢どうする？探しに行く？｣

数メートル先で焦ってるメンバーを見て楽しんでたけど

そろそろ出ていかないと大変なことになりそう！！