紅一点は男前？5

女の子なんですけど。 ページ4

nb side



ライブに向けて着々と準備が進んでいる今日この頃。




今日は1日かけてフォーメーションの確認があるから全員リハ室に缶詰め状態。




fk｢あー！きちぃ…ちょっと休憩しねぇ？｣




ru｢おじさんじゃん！！笑｣




fk｢うっせ！！まだ20代だよ！！｣




iw｢はいはい、ほら次やるよ。｣




fk｢ぐぁーーくそーーー｣




相変わらずだなぁなんて思いながら全体を見回すと、数人に囲まれてるAが目に入った。




ん？……んー、なんかいつもと違う？




見た感じは別にいつも通りなんだけど…




少しの違和感に気づいたらもうそこにしか目がいかなくなって……




dt｢翔太？なんかあった？｣




1人黙りこくってた俺を見て話しかけてきた幼馴染み。




nb｢んー自分でもよく分かんねぇんだけどさぁ

A、なんかいつもと違くねぇ？｣




dt｢そう？別にいつもと一緒だと思うけど…｣




nb｢いやなんつーか、テンションがどうのって意味じゃなくて……あー！むずっ！俺もよく分からん｣




dt｢じゃあ俺にも分からん。ふふっ｣




sk｢うわっ！！ゆり組！何話してんの！？｣




どデカい佐久間の声が響き渡った




ab.A｢｢えっ！！ゆり組！？！？｣｣




そんでお前らもすぐに反応すんなよ(笑)




kj｢なんやなんや、珍しいやんか｣




mm｢フォーメーションのこと？｣




nb｢ん。まぁ、そんなとこ｣



自分でもよく分かんねぇこと言ったところでみんなが分かるわけねぇしな。




dt｢照、あそこの移動さ…………｣




察してくれたのか涼太がすぐさま照に話しかけてくれたから自然と話し合いをする空気が出来上がった。



…うん。持つべきは幼馴染みだな！





そして稽古も中盤に差し掛かる頃、俺の違和感の原因が明らかになる。





ス｢じゃあ一旦ここでお昼休憩挟みます！！｣




fk｢やっと休憩だぁーーー｣




ru｢俺、汗やばい。｣




iw｢風邪引かないようにみんなも早く着替えてよー｣




A｢暑すぎる！！！秋は！？冬はどこ行った！！！｣




肌寒いこの季節。動いてる俺らは暑いけど周りのスタッフさんたちはそんなに動き回ることもないから寒いでしょ？



だからリハ室の暖房は俺らには少し高めの温度設定。



まぁ寒いと体の動きも固くなるし物理的に動かない奴(主にふっかとA)も出てくるし


日に焼けないならいくらでも暑くていいのよ(笑)

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