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7話 第二補佐官決定 ページ8

鬼灯「Aさん、お待ちなさい!!」

貴女「にゃーー!!」


ダダダダ


私ことAは


ただ今絶賛

鬼灯さんと追いかけっこ中


きっかけは数十分前…


また補佐官の話が出た

やんわり断って帰ろうとした……ら、


トコトコ

トコトコ


タタタッ

タタタッ



ダダダダッ



どういうわけか、鬼灯さんがついてきた

いや、追ってきた


…で、今に至る


陸上部じゃないからな…


ってか鬼灯さん、足はやっ!


ライオンキングでナラに追われるプンバァか私は!!



ハァ、ハァ、このままじゃ…


どこかに隠れてやり過ごそう


あ!あそこだ!


私は開いてた部屋に素早く入り

ベッドの下に隠れた


鬼灯さんが来た


鬼灯「……」


鬼灯さんの足が見える

探しているのかウロウロしてる


しばらくすれば、別の方に…


ぐぅ〜〜


ちょ!!


何で今鳴るよ私のお腹!


あ…

鬼灯さんの足がこっち向いた

絶対気づかれたよコレ…



ぐぅ〜〜


止まれぇぇぇ私のお腹ぁぁぁ!!

空気読んでくれーー!


あ…


鬼灯さんが膝ついて…


のぞき込んだ


……目が合った



鬼灯「……見ぃ〜つけたぁ」


ヒィィィィ!


バリトンボイスで言うのやめーーい!


下手なホラー映画より怖いわ!



ゴソゴソ


…ん?


もしかして…


鬼灯さん、ここに入ろうとしてる?


でもムリでしょ、体格が違うもの


…と思ってたら


ガタッ


鬼灯さんがベッドを持ち上げた


…え!?


貴女「鬼灯さん何してんの!?誰か来たら…」

鬼灯「何言ってるんです?ここ私の部屋ですよ?」


………


しまったぁぁぁ!!


逃げるのに必死でそこまでは…!

まさか、知らないうちに

鬼灯さんに追い込まれていたのかぁ!?


鬼灯「まったく…手間かけさせないで下さいよ」


私を引っ張り出し、ドン、とベッドを戻す鬼灯さん


貴女「そういう鬼灯さんだって、何で追いかけてくるの?」

鬼灯「貴女が補佐官断るからでしょう」

貴女「私が補佐官なるかとかそんなに大事?」

鬼灯「大事ですよ、貴女のために空けていたんですから」


……きゅんっ


…へ?


何で今ときめいた私!?


地獄は人手不足なだけ!

それだけだから!


貴女「…分かった、そんなに言うならなるよ、補佐官」

鬼灯「…!ありがとうございます」


…補佐官なるだけで嬉しそうだな鬼灯さん


それだけ人手がいるのか

半ば強引な気もするけど…


鬼灯「…鈍い人ですね」


…ん?何か言った?

まぁいっか

8話 彼女の過去→←6話 悪霊サダコ



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Nami☆ - 紫音さん» ありがとうございます!😄 (2月8日 18時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 39ページめちゃ最高です!! (2月7日 22時) (レス) @page40 id: cfb03159a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年1月15日 11時

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