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42話 チョコの味 ページ43

閻魔庁に、日常が戻った


貴女「閻魔大王ー!またサボったでしょー!」


そう言いながら、


バインダーを手に、閻魔大王に歩み寄る私



貴女「これ!書かなきゃいけない書類!」



大王「あ、忘れてた」


まったくこの人は!



貴女「鬼灯さんに言いつけちゃうぞ!」



大王「そ、それは勘弁して」💦


鬼灯さんの名前に、慌てる閻魔大王



大王「これあげるから、ね?」


そう言って閻魔大王がくれたのは


おいしいドーナツ


閻魔大王がよく食べてるやつ


おいしそうだなとは思ってた



気づくと、私はそれを受け取っていた


大王「だから鬼灯くんには内緒ね」


貴女「も、もー、しょうがないなぁ…」



??「何がしょうがないんですか?」



あれれ…?


後ろからバリトンボイスがするぞぉ〜?


閻魔大王の青い顔で分かるよ


後ろに誰がいるか



ぽん、と肩に置かれる手



わぁ〜男らしい手だな〜



と思ってたら、ドーナツをひょい、と取られた


あー、ドーナツ〜


鬼灯「大王、さっさとその書類書いて下さい、3分以内に」


大王「み、短っ!す、すぐ書くよ!!」


カキカキ


鬼灯「貴女も買収されない!!」


貴女「ご、ごめんなさい…」😓



怒られちった…


そりゃそうだよね、失敗失敗



鬼灯「それに…貴女を買収していいのは私だけですから」



え…


な、何その俺様発言!


鬼灯さん、自分だけに従ってろってことか!?


ふ、不覚にもキュンときた…////




ふと、鬼灯さんがドーナツをこっちに向けた


鬼灯「はい、あーん」


その声につられて口を開けると、

ずぼ、と入ってきたドーナツ


あ、さっきの…


…ていうかこれ、


なんかかじった跡あるような気が…



鬼灯「…いかがですか?私との間接キスのお味は」


貴女「!?!?!?」



間接キス!?


私が!?


鬼灯さんと!?


あわあわしてたら


鬼灯さんの顔が近づい、て…


ちゅっ



もんげーーっ!!←


キスしちゃった!!


てかされちゃったよ!!


鬼灯「初めてのキスはチョコの味…ですかね」


貴女「はぅ…!」



私は気絶したらしく、ブラックアウトした

43話 彼の部屋で(❈)→←41話 悪女、いい子になる



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Nami☆ - 紫音さん» ありがとうございます!😄 (2月8日 18時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 39ページめちゃ最高です!! (2月7日 22時) (レス) @page40 id: cfb03159a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年1月15日 11時

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