26話 本当は…〜鬼灯side〜 ページ27
鬼灯side
もうすぐバレンタイン
獄卒たちにとっても、ざわつく日
毎年こうです
鬼灯「本来はチョコはワイロの可能性になるのでダメです」
でも私もAさんからのチョコなら欲し…
貴女「なんだぁ、じゃあ作る必要ないな」
……え?
今、なんて…?
冗談、ですよね…?
当日…
飛び交うカカオ
亡者にぶつけられる
どさくさに紛れてチョコを渡す獄卒たち
…Aさんは?
探していると、唐瓜さんたちを見かけた
手にはチョコ
唐瓜さんたちが言うには
……Aさんからもらったと
なぜ…
なぜ私にはないのですか…!
さらに探すと、
肉まん?のようなものをかじるAさんを発見
なぜ私にはないのか聞くと
貴女「だって鬼灯さんが言ったんじゃない、ワイロの可能性になるからダメって」
…確かにそうです
そう言いましたし、ワイロの可能性もあります
ですが…
鬼灯「それでも!……期待はしていたんですよ」
欲しかった
Aさんのチョコが
……!
そうだ…
ヒョイ
Aさんが食べていた肉まん?を食べる
ん?チョコの味…
鬼灯「…肉まんではなかったのですね」モグモグ
貴女「あ、うん…期間限定の…」
期間限定…
なおさら食べなくては
パクパクっ
Aさんが慌てていますね
ごくっ、と飲み込み
Aさんにキス
チョコのおすそわけです
鬼灯「…貴女は私の恋人だということを自覚なさい」
貴女「…いつなったの?」
鬼灯「あの日…お風呂場で貴女をいただいた日に…」
決まってるでしょう
私は貴女と以外アレする気はないですよ
バレンタインのチョコは特別です
今後はこのチョコよりも甘く
貴女を溶かして差し上げますよ…
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Nami☆ - 紫音さん» ありがとうございます!😄 (2月8日 18時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 39ページめちゃ最高です!! (2月7日 22時) (レス) @page40 id: cfb03159a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年1月15日 11時