鬼灯の冷徹 オタク女子、地獄に落っこちた☆

２３話　まねっこは危ない〜鬼灯side〜 ページ24

鬼灯side

Aさんがケガをしたとの報せがあったとき


思わず書類を落としました


気がつけば駆け出し


現場に急行


うずくまるAさん

流れ出る血



聞けば、尖った葉がAさんの足に刺さったそう


Aさん…


さては鬼滅の刃をマネましたね？


まったく、こうなるから嫌だったのに


地獄には呵責用の危険な植物もあるんですよ


貴女の足に刺さったのもそのひとつです


あぁ…貴女の血は吸わせたくなかった


私はその葉っぱを切り取り持ち帰る


また生えるので大丈夫ですよ



Aさんにおかゆを食べさせ

薬を飲ませて寝かせる



Aさんが寝付いたあと

白澤さんが来た


包帯を替えるそうだ


白澤「…？お前、それ…」


白澤さんが、何か見つけた


それは、

Aさんの血がついた葉っぱ

足に刺さったものです


白澤「なぁ、コレもらってもいい？」


何に使う気でしょうか

まぁいいでしょう


鬼灯「…どうぞ、扱いには注意して下さいね」


その葉っぱは本当に鋭い

剣や剣山にも劣らないほどに


なんせ呵責用の植物ですから


白澤さんが帰ったあと、

しばらくしてAさんが目を覚ました



鬼灯「Aさん、今後はあんな危ないことしないと約束して下さい」

貴女「あ、はい…」

鬼灯「マンガのまねっこほど、危ないものはないですよ」


もちろん全部とは言わないが

マネすると危ないものもあります



鬼滅の刃は、アニメだからアレできるんですよ


そこ、メタいとか言わない！


第一、Aさんには

あんな危ない仕事はさせたくないです


私も少し見ましたが

人喰い鬼と戦うのは命がけ


運が悪いと鬼に喰われてしまう


しかも食い荒らされる形で


手や足が散らばった…


あんなのAさんにさせられませんよ


呵責は他の方法を取らせましょう

２４話　あなたの血→←２２話　トゲの葉っぱ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す