鬼灯の冷徹オタク女子、地獄に落っこちた☆ (ページ21)

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２０話　ジムでトレーニングページ21

貴女「ほっ、ほっ、…」

私は今、ジムでトレーニング中

横幅飛びをしているところ

なぜって？

鬼滅の刃の炭治郎や柱たちみたいな

キレッキレの動きになりたいから！

炭治郎たちのあの動き

あのバトルシーンは

憧れるなぁって

壁や木を足場にしたりしてさ

あれくらいの動きがあったら

地獄での呵責にも使えるはず

横っ飛びを終え

今度はマシュマロ型のイスみたいなのふたつ

(しっかりしたやつ)

それを交互にとぶ

せめて脚力くらいはつけたいもんね

そう思っていたら…

？？「喝！！」

貴女「わあ！？」

いきなり大声がして、

私は落ちた

貴女「イテテ…」

いきなり何？と思ってたら

イスがどかされた

どかしたのは…

鬼灯さん

貴女「あ、鬼灯さん…」

鬼灯「何やってるんですか、危ないでしょう！」

私の前に座った鬼灯さん、

なぜか説教モード

貴女「何って、トレーニングを…」

鬼灯「トレーニングだったら、もっと他にあるでしょう！」

他って…木刀で素振り？

ひょうたんで肺鍛えるとか？

貴女「いや脚鍛えようと…」

鬼灯「鬼滅の刃風にですか！？」

なぜバレたし

鬼灯「ウチはウチ、よそはよそ！！」

で、出たーっ

鬼灯さんのお母さん節！

貴女「えっと…獄卒なら鍛えなきゃと思って…」

そう、地獄では強くあらなきゃ

獄卒なのに亡者にナメられるとか嫌だもんね

貴女「地獄では、強く…」

鬼灯「それはそうですが、貴女はこんなトレーニングしなくていいんですよ」

あり？

鬼滅流のトレーニング、ダメ？

貴女「え、だって自分の身は…」

鬼灯「とにかく、こんな危ないのダメですよ」

貴女「えー」

鬼灯「"えー"じゃありません！」

何でか鬼灯さん怒ってるし

まぁいっか

トレーニングは他にもあるし

他のやろ