鬼灯の冷徹オタク女子、地獄に落っこちた☆ (ページ14)

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１３話　怒れる鬼灯ページ14

突然ですが

今、私、Aはピンチです

鬼灯「……」

目の前に、鬼の形相の鬼灯さんがいます

いや、何で？

鬼灯「…Aさん、私が怒ってる理由分かりますか？」

貴女「えーっと…何で？」

怒ってる？

鬼灯さんを怒らせるようなことしたかな？

極力、波風立てないようにしてたんだけど…

鬼灯「…教えて差し上げます」

ため息をついたのち、鬼灯さんは言った

鬼灯「この間、衆合地獄でバイトしてましたね？」

……？

確かに臨時でしてたけど…

何でソレで鬼灯さんが怒るの？

貴女「あぁ、アレはお香さんが、お店の子が一人休んじゃって、臨時でいいからって…」

鬼灯「それを許可した覚えはありませんが？」

アレ？

許可制だったの？

貴女「…ごめんなさい」

鬼灯「それともうひとつ、桃源郷に一人で行くなとあれだけ言ったでしょう」

貴女「そ、それも許可だったの？」

鬼灯「許可制ではありませんが、私が嫌なんです」

…どういうこっちゃ？

鬼灯「…とにかく、そういう時は私に一言言って下さい」

貴女「はーい」

桃源郷行くときとか

鬼灯さんに一声かければいいんだね？

その夜、お風呂入ろうとしたら

なんかメンテだそうで入れない

メンテあるとか聞いてないよぉ

鬼灯さんにお風呂借りよう

そう思って鬼灯さんにお風呂借してもらった

…鬼灯さんの、たくらみにも気づかずに