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1話 地獄にて ページ2

パチ…


目が覚めると、そこは…

なんか見たことある場所

しかも、最近


あ、そうだ


「鬼灯の冷徹」の場所だ


てことは、トリップした感じ?なのかな?



私は他の亡者たちのように

閻魔大王のもとに連れていかれた


あ、鬼灯さんだ


でも、さまって言った方がいいかな


貴女「こんにちは、鬼灯さま」

大王「あれ、知ってるの?」

貴女「アニメ見てました、最近ですが」


面白かったし

グッズもちょこちょこ買ってた

ここは素直にぶっちゃけよう


鬼灯「最近…ですか」


鬼灯さま、何か言いたげだな…


いや、それより…


貴女「私、死んだんですか?」

大王「うん、そう」


あーやっぱり…


てか、「鬼灯の冷徹」いろんなトコとつながってるな…


貴女「亡者でも獄卒ってなれます?」


このままただの亡者として終わるなんてイヤだ

ヒラでもいいから獄卒になる


大王「え!なってくれるの?いやー人手不足だから助かるよ」


たしか小野篁さんも亡者で補佐官だったっけ


まぁ私は補佐官しないけど


大王「あ、えっと、君名前は?」

貴女「Aです」

大王「じゃあAちゃん、これからよろしくね、鬼灯くん、案内してあげて」

鬼灯「はい」



私はその日、獄卒になった


唐瓜くんたちにも挨拶した


鬼灯「さて、貴女の部屋ですが…」

貴女「あの…鬼灯さま、テントとかないですか?」


鬼灯さまと近い部屋とかちょっとな…

色々と怖い、後が


鬼灯「…は?テント…?」


いやそこまで圧かけんでも…


貴女「あ、いや…テントなら自分で場所選べるかなって…」

鬼灯「貴女、ここは地獄なんですよ?熱風ですぐダメになりますよ」


そっかぁ…

そういやあの壁画の話もそうだったなぁ


貴女「じ、じゃあせめて部屋の場所くらいは選んでもよろしいでしょうか…」

鬼灯「ハァ…どこがいいんですか」


ため息つかれたけど

OKってことかな?


貴女「えっと…じゃあこのあたりで」


私が指したのは、閻魔殿ロビーから近い部屋


鬼灯「そのあたりは埋まってますよ」

貴女「……残念」


その後も


ここがいいなと思ったら

全部他の獄卒の部屋だった


鬼灯「諦めてこちらになさい」


鬼灯さまが案内してくれたのは

…やっぱり鬼灯さまの部屋から近い場所


うぅ…後が怖いなぁ


でもここしか空いてないらしいし

仕方ないか


こうして、私の獄卒生活は始まった


大王「…鬼灯くん、Aちゃんが来たら部屋ここって決めてたんだよね」

2話 呼び方→←プロローグ



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Nami☆ - 紫音さん» ありがとうございます!😄 (2月8日 18時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 39ページめちゃ最高です!! (2月7日 22時) (レス) @page40 id: cfb03159a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年1月15日 11時

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