episode �� ページ5
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新入生歓迎会。
僕はご馳走なんかはどうでもいいし、新入生でも寮長が目をつけたエペルくんにしか興味が無い。
ただ会場の隅で微笑みながら飲み物の入ったグラスを仰ぐだけだった。
興味が無いだけであってつまらない訳では無いのだ。
ソワソワしている名前も知らぬ新入生達は人形の並ぶ棚を好奇心に染った目で見つめる幼子によく似ている。
何処か懐かしく、それでいて嫌悪感を抱くそれをぼーっと眺める。
嫌悪感を抱くとは言え表情は変わらないし、彼らに悪い所がある訳でもない。
簡単に言えばどうでもいいのだ。
嫌悪等忘れようとすれば忘れられる。
たったそれだけの感情で僕の在り方が変わるなんてことはありえない。
嫌悪感の裏側にある、少しの愉快な感情の方が人を幸せにするでしょう？
昔は憎かった
この頭の悪い男と遊んであげようじゃないか、なんて生意気なことを思うのだ。
『ふふっ』
口から零れた笑い声はどこか冷たさを含んでいた。
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あっという間に終わった新入生歓迎会。
部屋付属のお風呂に入り、寝る準備を整える。
ベッドに横になり目を閉じる。
この、意識の覚醒している中での暗闇は嫌いだ。
生憎僕はなかなか眠れない。
ゆっくりと目を開きベッドから起き上がる。
なかなか寝付けない。
でも簡単な事だ。
意識を覚醒させているそれを消せばいい。
僕にはあまり味の分からない薬を喉に通す。
そのままゆっくりとベッドへ倒れ込む。
怪しげに光る眼光。
ニィ、と上がる口角。
機械音のような音に紛れながら静かに目を閉じた。
今日が終わった。
＿＿＿＿
なんだこれ意味わからんって思っているであろう皆さん。
レオナさんのオバブロ辺りに分かるようになります(
こういう深くて暗いの作ってみたいっていう願望から生まれた意味の無い小説なのでちょっと考察なんか交えつつ軽い気持ちで見てくれたらな、と思います。
コメントなんかで考察述べてくれたら喜びます。
考察じゃなくても喜びます。
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夜雨 - 三ページですよ (2020年8月18日 9時) (
レス) id: a3c70cbb44 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬(プロフ) - 夜雨さん» 報告ありがとうございます！すみません、どこのページでしょうか…？ (2020年8月17日 21時) (レス) id: 526cecfd7a (このIDを非表示/違反報告)
夜雨 - 寮服が両服になっています。 (2020年8月17日 21時) (レス) id: a3c70cbb44 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - オバブロかな？姿から「なーんてね」「ふふっ」ってぎこちなく笑って言ってるのが想像できた…。鳥肌ァ。自分の為なのに他の人の為になってるパターンあるの最高。誰かに優しく抱きしめられたい感じ？孤独から解放、理解されたい、もどかしい…先が楽しみ…(文字数許さn (2020年8月11日 21時) (レス) id: f6fdf86c66 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - 主人公君の設定が滅茶苦茶刺さります……更新楽しみにしてます！ (2020年7月26日 1時) (レス) id: 0d837f5408 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椎名 | 作成日時：2020年2月11日 22時
