雑炊 ページ29
赤「A、入るよ」
貴「あれ…？赤司君…。いつの間に帰って来てたの？」
赤「ちょっと前だよ。それにしてもぐっすり眠っていたね。」
貴「え！嘘！うわ〜恥ずかしい…」
赤司君に寝顔見られたよ〜…恥ずかしすぎる
貴「あれ…？赤司君それは…？」
赤「これ？夜ご飯だよ。」
貴「夜ご飯…。え、今何時？」
赤「今かい？今は9時ちょっと過ぎだよ」
9時過ぎ！？嘘！あれから5時間も寝てたの？！
赤「Aは頭をぶつけてるからね。一応夜ご飯は食べやすいように雑炊にしてみたんだが、食べられるか？」
貴「う、うん。全然食べられるけど。ありがとう。ご飯作ってもらって…」
赤「全然構わないよ」
そういうと彼はベッドの近くの椅子に座って
スプーンで雑炊を掬って、ふーふーと熱を冷ましていた。
赤「はい、あーん」
貴「えっ///！？」
あ、赤司君！？な、なにやって…///！！※パニック中
貴「あ、あかあか赤司君！！自分で食べれるよ？！」
赤「いいから、口開けて？」
貴「うっ…///あ、あー」
貴「んむ…」
パクっとスプーンを口の中に入れる。
赤「どう？美味しい？」
貴「うん…///美味しい…」
赤「はい。もう一口」
そして赤司君はまたふーふーして差し出して来た。
貴「んむ…」
結局それは全部食べ終わるまで続いた。
赤「じゃあ僕は洗い物してくるから大人しくしててね」
貴「何から何までありがとう…」
赤「どういたしまして。じゃあ何かあったらすぐに僕を呼ぶんだよ」
貴「うん。わかった」
バタン_____
うわー！！！やばい！やばいって〜！！あーんとかまじ、神の領域！！推しにあーんしてもらえるとか嬉し過ぎと恥ずかし過ぎで死にそう！
貴「うぅ…///照れて赤くなった顔見られてなきゃいいけど」
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作者名：なみ太郎 | 作成日時：2020年8月20日 19時
