35 ーーロロとその後 ページ35
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ガーゴイルが守る鏡…
その鏡は救いの鐘がある鐘楼と、ナイトレイブンカレッジにあるミセスローズ寮の鏡と繋がっていた
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-朝-
ナミは目をパチリ、と目を覚ました
変わらない天井、いつものベッド
そして…
「ん…起きたか」
隣で眠たげに瞬きしているロロ
ロロはナミの髪を撫でた
「おはよう」と平然と挨拶をした
ナミは固まる
「…ん？何口をパクパクさせているのだ。はっきり物を申せ」
ロロはキッ、と眉を顰めて
ナミにガミガミ言う
ナミはポヘーしていて、伝える気力さえなくなる
でも…
『…』
ナミはぎゅっ、とロロのことを抱きしめた
彼は友達だ
友達が会いに来てくれたのは嬉しいのだ
「っっっ」
ポポポンっ、とロロの顔が火照る「そういうことは…」
「そういうことはやめろと言っただろ！！」
ロロは顔から火を吐き、
ナミを再び叱った
ロロらしいことにナミはニコニコ叱られるのだった
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それから朝のお茶会
授業がある際は、別々の学校へ
そしてお昼、エースたちとランチを取ろうとしたらゴーストがやってきて、「ロロが呼んでる！」と大慌てで報告がやってきた
エースたちは皮肉そうに顔をしかめたが、
ナミはロロのところへ向かい、
一緒にランチを食べた
あとの放課後ーー
まるで図書館のように
ロロとナミはミセスローズ寮で勉強会を開いた
静かだが、でも…
「…」
ロロはナミのペンの握っていないほうの手を握った
彼は顔色変えず、教科書を読む
ーー心地いい、とロロは満足そうに勉強に励んだ
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-夜-
「何をしている。寝るぞ」
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作者名：真灯 | 作成日時：2022年11月27日 10時
